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【大阪調査隊】大阪で一番低い山は「天保山」、では“最高峰”は?“地図にない山”に登ってみたら

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【大阪調査隊】
大阪で一番低い山は「天保山」、では“最高峰”は?“地図にない山”に登ってみたら

ようやく全景を現してきた鶴見新山。そろそろ植林も始まってきている(公園事務所提供)

 大阪市鶴見区の花博記念公園内に「鶴見新山」という山がある。それは市内で一番高い、“最高峰”の山だというではないか。周囲に聞いても詳しいことは誰も知らない。日本一低い「天保山」が存在するのは知っているが、一体、「鶴見新山」とはどういう山なのか。早速、調べてみた。(北村博子)

山頂には地味な看板

 国土地理院発行の地図を見ると、確かに花博記念公園内に標高39メートルの表示があるが、名前が記されていない。30年以上にわたって植物管理に従事してきた元公園事務所技能統括主任の中田真司さん(65)を訪ねた。すると、中田さんは「鶴見新山は知る人ぞ知る『ゴミの山』なんですよ。あそこには家庭ゴミから自動車、地下鉄工事の残土まで埋まっているんですよ」と教えてくれた。

 公園の東側のゲートから緩やかな坂道を10分ほど上っていくと丘の上に大花壇と風車の風景が広がっていた。今の時期は真っ赤なサルビアが咲き誇っていた。気づかなかったがそこはもう鶴見新山の頂上付近。石段の先の頂上には手書きで45メートル(現在は39メートルに地盤沈下)と記されたお粗末な看板があるだけだった。

 昭和16年に市の都市公園計画の一環として、現在の花博記念公園の前身となる日本最大級の都市公園「鶴見緑地」の造成計画が持ち上がった。工事が始まった昭和37年は高度成長期のまっただ中で、ゴミ問題が深刻化。そこでゴミ処理を兼ねて自然づくりもできる築山を計画した。

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