産経WEST

中学「部活」指導、“外注”検討…大阪市教委、教員の負担軽減図るも費用は最大数十億円

産経WEST 産経WEST

記事詳細

更新


中学「部活」指導、“外注”検討…大阪市教委、教員の負担軽減図るも費用は最大数十億円

大阪市立中学校の部活動で、指導の外部委託が検討されている。教員の負担軽減が狙いだ

 大阪市立中学校の運動部の指導にあたる教員の負担を軽減するため、市と市教委が、部活指導の外部委託を検討していく方針を固めたことが22日、分かった。教員の負担軽減で勉強や生活態度の指導を充実させることが狙いで、同日午後に開かれる橋下徹市長と教育委員の協議会で議論を始める。モデル校で先行導入して検証を進めて拡大を目指すが、指導人材や委託費の確保が課題となる。

 市教委内では教員が運動部の部活指導のために残業や休日出勤をすることで超過勤務となり、勉強や生活態度に対する指導の時間が短くなるという指摘がある。市教委は部活指導の外部委託でこうした現状が改善される上、運動部に外部の目を入れることで体罰を未然に防止できると判断。橋下市長も前向きな姿勢を示しているという。

 市教委関係者によると、プロコーチらを派遣する企業、団体に練習などの指導を委託。委託料は市が負担し、生徒は無料で参加できるようにする案が出ている。ただ顧問に教員を就けなければ中学校体育連盟の大会に出られないため、委託後も教員が顧問として技術指導以外の運営には携わることを検討する。

 また指導を希望する教員については勤務時間外に行うことを条件に認めるかも考えていく。

 市立中学校(約130校)の運動部は計約1440。市教委関係者によると、すべての運動部の毎回の指導を委託する全面委託も視野にいれるが、その場合は千人以上の指導人材と数十億円の費用が必要。市教委担当者は「教員の声も聞き、制度設計を進めていきたい」としている。

 指導の外部委託は東京都杉並区が昨年度から土、日曜日に限定するなどして導入している。

「産経WEST」のランキング