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【浪花ラーメン辞典(19)】思う存分“四川”満喫 「シビカラ屋ロッキー」…名店発掘はやはり足で探し、舌で確かめるアナログ

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【浪花ラーメン辞典(19)】
思う存分“四川”満喫 「シビカラ屋ロッキー」…名店発掘はやはり足で探し、舌で確かめるアナログ

 9月23日発売の弊誌10月号は、丸ごと一冊「京阪沿線」特集。この沿線は、ビジネス街から下町、巨大ベッドタウンに酒処、花街、学生街まで、実に表情豊か。それゆえ、町々に似合う面白いラーメン店が点在する。

 その沿線のほぼど真ん中、淀屋橋から18駅目、出町柳からは23駅目の光善寺駅から徒歩5分。国道沿いに担々麺専門店を見つけた。

 中国は四川省生まれ。天秤棒を担いで売ったことから名付けられた担々麺。日本ではゴマ風味の辛い味噌ラーメンとして定着したが、本来は汁なしの和え麺。『シビカラ屋ロッキー』は、「正式」と冠し本場式を看板メニューに据えている。

 さて、その「正式担々麺」。卓上に届くやいなや、辛さが目を直撃する。麺はフェットチーネというパスタに似た平打ちだ。その麺に絡む、黒酢を利かせた自家製の甘味噌・甜麺醤(てんめんじゃん)は、まったりとして、赤味噌を思わせる濃厚さ。啜り上げると、漢源花椒(かんげんほぁじゃお)と呼ばれる中国山椒が口中で炸裂する。と思いきや、痺(しび)れを呼ぶ辛さと共に、柑橘(かんきつ)にも似た爽やかさを運んでくるのだから不思議だ。むっちりとした麺の食感もご機嫌で、汗をかきかき、気づけばすっかり完食。

 山椒の辛さが苦手な方にも、汁あり、つけ麺、辛味なしなど数種の担々麺が用意されているのでご安心を。辛いの大好きという方には、6種の唐辛子をブレンドした麻婆豆腐700円もスタンバイ。思う存分“四川”を満喫していただきたい。

 『シビカラ屋ロッキー』は10月号の22ページでもご紹介。「枚方の国道沿いに“四川”見つけてきました!」。嬉々として取材に向かう担当編集者の姿こそ、今年30周年を迎える『あまから手帖』の原点。今後も、町の隠れた名店を発掘すべく、“足で探し、舌で確かめる”アナログな制作スタイルを貫こうと思っている。(「あまから手帖」編集長 中本由美子)

【店名】 シビカラ屋ロッキー  

【所在地】 枚方市出口3の5の13

【営業時間】11時~翌3時

【定休日】無休

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