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【衝撃事件の核心】「包丁投げたら刺さった」はウソ…やきもち夫にキレた妻「不慮の事故死」主張も、判決は「一刺しした」

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【衝撃事件の核心】
「包丁投げたら刺さった」はウソ…やきもち夫にキレた妻「不慮の事故死」主張も、判決は「一刺しした」

常連客の前で大声

 ところが、女は今年7月、弁護人に対し「夫が背中を向けたまま近づいて来て、持っていた包丁に自分で刺さった」と従来の供述を一転。公判に黒いパンツスーツ姿で現れた女は被告人質問で、夫の死を悲しむような暗い表情で、新たな主張に基づき、事件当時の状況を語った。

 《女は事件前日の午後、夫の運転する車で居酒屋に到着。同じ店で勤務する友人女性も同乗していた。夫はいったん帰り、午後5時ごろに開店。女と友人女性の2人で勤務していると、夫は後輩男性を伴って再び店を訪れた。客がいなくなった午後8時ごろから4人で飲み始めた》

 女「料理の試作品とか食べて、みんなでワイワイしていた。夫は普段はチューハイばかりだが、この日は2杯目以降、珍しくハイボールになった」

 《4人の杯が進んだ午後10時ごろ、常連の男性客2人が到着。女らが接客していると、夫は「(男性客が)何で毎日顔出すねん」「お前、ええかげんにせえよ」と、男性客にも聞こえるような声で、やきもちの感情を露わにした》

 女「グラスを渡すときに手を触れるぐらいはあったかもしれないけど…。私は『客商売やから仕方ないやろ』と言い返したが、終わらないので『もうやめて』と言って一人で外に出た。しばらく歩いた先の物陰で泣いていた」

「驚かそうと思った」

 《午前0時すぎ、女は友人女性の迎えに応じ、店に戻った。しかし、2人の口論が再び始まった。夫はカウンター上のガラスコップを叩き付けて割った上、調味料入れを振り払って床に落とすと、後輩男性に「行くぞー」と声をかけ、店を出て行った》

 ここから、状況が一気にヒートアップする。

 《女は厨房から刺し身包丁を取り出し、夫を追いかけて店の出入り口付近に立った。出入り口のすぐ外側にいた夫との口論は続き、「殴れや、刺せや」という夫の怒声が響き渡った。しばらくすると、夫が背中から血を流して路上に倒れた》

 女「話が終わってないのに勝手に帰ろうとしたので、驚かそうと思って包丁を持ってきた。夫は背を向けたまま後ろに下がってきたが、少し先の路上にいた後輩男性から声がかかったので、そちらを見た直後、手にふわっとした違和感があった。『危ない』と思ってすぐに手を引き、包丁を後ろに放り投げた」

 《女は「救急車を呼んで」と叫び、知人男性や友人女性もすぐに駆け寄ってきた。女は倒れた夫に「私が悪かってん、ごめん」と泣きながら謝り続けた。女はもはやパニック状態で、何が起きたのか説明できる状態でなかった》

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