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秀吉の戦略かも!? 宇治川の太閤堤跡の南側からも新たな堤跡見つかる

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秀吉の戦略かも!? 宇治川の太閤堤跡の南側からも新たな堤跡見つかる

 京都府宇治市宇治乙方の史跡宇治川太閤堤跡の発掘調査を進めている同市は11日、石積みの堤跡が見つかった場所から約300メートル南で新たに堤跡が見つかったと発表した。石積みは確認できなかったが、川の流れで自然にできた崖を補強する石が崖の下で2つ見つかり、北側で使われていた石と同種類の粘板岩だった。

 16世紀、京都盆地東部の宇治川右岸に、豊臣秀吉の命によって築造されたとされる太閤堤の跡は、平成19年の調査で、宇治橋下流の宇治川右岸で見つかった。

 今回はその南側で発掘調査を実施。川の流れで自然にできた河岸段丘崖の地下3・6メートルの地点で、30~40センチ大の粘板岩がみつかった。粘板岩は近くの山から採石されたとみられ、北側の太閤堤跡からも見つかっている。北側のような石積みはなかったが、同市歴史まちづくり推進課では「崖の勾配がきついため、置き石をしただけだったのだろう」としている。

 同市では史跡宇治川太閤堤跡に公園を整備する計画。北側には太閤堤を再現し、南側で茶園や情報発信拠点を設ける計画だ。

 現地説明会は13日午後1~3時。問い合わせは同課((電)0774・21・1602)。

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