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「有名ホテルで要職歴任」も詐称?大阪市の校長公募、ずさんチェックで“がけっぷち”

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「有名ホテルで要職歴任」も詐称?大阪市の校長公募、ずさんチェックで“がけっぷち”

 大阪市の橋下徹市長が旗振り役の校長公募制度。31日に初の免職者を出し、チェックのずさんさが露呈した。昨年4月着任の公募1期生だった2人に免職と減給の懲戒処分を下した市教委。採用時に職歴の確認作業を怠って「詐称」を見抜けなかったり、更迭案を撤回した校長が不祥事を起こしたりしており、信頼性は根幹から揺らいだ。幹部たちは深々と頭を下げ、再発防止と採用の厳格化を誓ったが、制度はがけっぷちに立たされている。

 市教委調査では「でっち上げ」

 「当時の制度に欠陥があったと言わざるを得ない。職歴には目を通したが、詐称に気づかなかった」。31日の記者会見で、教育委員の一人は苦渋の表情を浮かべた。

 懲戒免職処分になった大和田小学校(西淀川区)の元校長(51)=教務部付=が公募時に提出した書類の職歴欄には、平成4(1992)~20年に世界展開するホテルチェーンに勤務し、国内外のホテルでグランドマネジャーなどの要職を歴任していたと記載。在籍証明書には、同チェーンの実在する外国人幹部の「署名」が筆記体でつづられていた。

 「証明書は形式的にはよくできているが、中身はでっち上げ」。山本晋次・市教育長が言い切った。市教委の調査で在籍した事実はなく、外国人幹部は証明書に署名する立場にはなかったことが分かったという。

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