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【駅グルメ探検隊】阪急・十三駅 再び「十三屋」

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【駅グルメ探検隊】
阪急・十三駅 再び「十三屋」

名物「赤提灯街」、1日も早く火災前の状態に

 今年3月7日、阪急十三駅西口の飲食店街「十三トミータウン」の大半が焼失する火事があった。焼けた40軒近くの店の中に2年前、「店を出てから30秒以内に神戸線のホームに立てる」と当欄で紹介した「大衆酒場 十三屋」がある。一度取材した店は取り上げないのだが、トミータウンの1日も早い復興を願い、今回は特別編-。

 十三屋は4月末、西口の反対側の東口に仮店舗をオープン。訪れたのは午後3時だったが、のれんをくぐると、満席だった。

 「常連さんが見舞いがてらのぞいてくださるんです」と店長の川本八朗さん(72)。客は川本さんや従業員らと握手したり肩を抱き合ったりして再会を喜び、「大変やったな」と声をかける。「ありがたいことです」と川本さん。

 収容人数は以前の約3分の1しかなく、24人で満席。次から次へと訪れる客らが入り口付近で“渋滞”している。それを見て、「勘定!」と1人、2人、3人…と席を立つ。常連客の「たしなみ」は健在だった。

 川本さんをサポートしている西村一城さん(38)は「ここは駅からそう遠くはないのですが、西口の店の近さとは比べものになりません。わざわざ来てくださる方には、ご面倒をおかけするばかりか、窮屈な思いもさせてしまい、申し訳なくて…」。

 早く元の場所で、元通りの状態で営業再開を-。その思いは他のトミータウン関係者らも同じだ。被災した店主らは復興対策委員会を立ち上げ、地権者の大阪市との交渉や店主らの意見調整、署名・募金活動などに取り組んでいる。

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