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オリックスが農業に挑戦? 兵庫の植物工場で初収穫 「成功させる」と宮内CEO

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オリックスが農業に挑戦? 兵庫の植物工場で初収穫 「成功させる」と宮内CEO

 オリックスグループのオリックス不動産(東京都)は17日、兵庫県養父(やぶ)市の廃校になった小学校の体育館を使って整備した「植物工場」で初の収穫を行った。同グループが直接、農業を手掛けた最初の場所で、ノウハウを蓄積して関西圏を中心に事業を拡大する方針。養父市は規制緩和のモデルケースとなる農業特区に選ばれており、今後期待される農業振興に先鞭を着けた形だ。

 「養父市が農業分野の国家戦略に選ばれた節目に植物工場が完成した。農業は未知の世界だが、特区の養父市で何としても成功させたい」。オリックスグループの宮内義彦会長兼グループCEO(最高経営責任者)は会見でこう意気込みを語った。

 植物工場は、旧南谷小学校の体育館(床面積482平方メートル)を改修して整備した。養父市がオリックス側に賃貸している。外気にさらさず、無菌に近い状態で蛍光灯照明でリーフレタスやサンチェを水耕栽培。天候に左右されず、安定的に野菜を供給できるのがメリットだ。年間約100万株(約84トン)の生産を計画し、関西の食品スーパーや外食店、ホテルなどに流通させる。

 養父市は、農業活性化による雇用拡大を目指しており、植物工場の従業員18人のうち、16人(正社員1人、パート15人)を地元採用で占めた。特区になることで、農業委員会が持つ農地取得などの許認可権を市に移して、新規の農業参入者を増やす考え。制度がスタートすれば、農業ビジネスに関心の高い企業の進出が相次ぐとみられる。

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