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【戸津井康之の銀幕裏の声】もし「長澤まさみ」が山村にいたら…それでも「危うく惚れそうなほど生命力に富む」山の男の“魅力”

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【戸津井康之の銀幕裏の声】
もし「長澤まさみ」が山村にいたら…それでも「危うく惚れそうなほど生命力に富む」山の男の“魅力”

 無気力な若者が林業インターン制度に応募。しだいに山村生活の魅力に目覚めていく姿を描いた映画『WOOD JOB!~神去なあなあ日常~』が話題を集めている。「現実の山村に映画のヒロイン、長澤まさみさんのような素敵な女性がいたら、もっと希望者が増えるでしょうね」。こう冗談を飛ばす古川大輔さんは東大大学院時代に国の林業インターン制度に応募、奈良県川上村で研修を受け、そのまま林業の道に進んだ一人だ。近年、古川さんと同じように大卒者や都会からの若い林業就職希望者が増えているという。

東大卒、林業へ

 作家、三浦しをんさんの小説『神去なあなあ日常』(徳間書店)を原作に、矢口史靖監督がこの小説が描かれた舞台、三重県美杉町でロケを行い、撮影したのが映画『WOOD JOB!~神去なあなあ日常~』だ。「

 《大学入試に落ちた勇気(染谷将太)は、商店街で目にした林業インターン制度の募集チラシに載っていた女性、直紀(長澤)に惹かれて田舎の山林へ。コンビニもない山での暮らしは都会育ちの勇気にとって驚きの連続だった…》

 映画の中の勇気の人生は、古川さんの生き方にそのまま重なるようだ。

 東京都町田市で育った古川さんは東大農学部へ進学。そのまま大学院へ進むが、将来の目標がイメージできないでいた。そんな頃、林業インターン制度を知ったという。

 そして平成12年、大学院1年の時に、国土庁(現国交省)が募集していた「地域づくりインターン」に応募し、奈良県川上村で林業の仕事に携わったことがきっかけで、林業の魅力に開眼した。

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