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【岡田敏一のエンタメよもやま話】ソウルから名物「美容整形広告」が消えた…死亡事故、母国に帰れず、整形世界一・韓国で起きる“悲劇”

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【岡田敏一のエンタメよもやま話】
ソウルから名物「美容整形広告」が消えた…死亡事故、母国に帰れず、整形世界一・韓国で起きる“悲劇”

 最近、日本でも美容整形に走る女性が多いと聞きます。とりわけ、まぶたを二重にしたり、ほうれい線を目立たなくするためヒアルロン酸を注入したりするといった“プチ整形”は、メスを使わくてもOKなうえ、費用もそれほどかからないため、お手軽に医者にかかるOLらも多いようです。

 そして、そんな美容整形がほとんど社会現象化しているのがご存じ、韓国です。人口比で見ると、美容整形を受けた人が世界最多という“整形大国”ですが、あまりのフィーバーぶりで、ほとんどコントのようなことになっているというお話を、今週はご紹介いたします。

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 3月26日付フランス通信(AFP)などが報じていますが、韓国のソウル市がこの日、地下鉄の駅構内やバス停などに氾濫する美容整形に関する広告を規制することを決めたのです。

 “整形大国”らしく、美容整形手術の「施行前」と「施行後」の女性の顔などを比較するセンセーショナルな大型広告がこうした公共施設などにあふれているわけですが、昨今はこうした美容整形の手術の失敗で死者が相次いだことを機に、市民からも過剰に整形を煽(あお)るこうした広告に苦情が急増。そこで市として異例の措置に踏み切ったようです。

 新しい規制は、地下鉄の駅構内に掲示する広告のうち、美容整形に関するものを20%以下に抑制せねばなりません。さらに、ソウル市の関係者によると「整形前と整形後の写真やキャッチコピーが過剰に扇情的な広告は掲示禁止」に。小・中・高校周辺のバス停でもこうした広告の掲示が禁止されるといいます。

 今回の広告規制に至る経緯などついて、このソウル市の関係者はAFPに「市民から、こうした広告が容姿に関する強迫観念を増長させるとともに、見ていて不快になるといった苦情が増えていた」と説明しています。

 ちなみに、韓国人の美容整形ブームはわれわれの想像を遙かに超えています。世界的な業界団体である「国際整形医学会(ISAPS)」の2011年の調査結果によると、美容整形(プチ整形含む)を受けた人数では米国が約109万人で世界一。韓国は7位で25万8350人なのですが、人口1000人当たりに換算すると13・3人で韓国が世界最多なのです。

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