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「時間重ねて見える問題も」復興住宅訪問600回に 神戸のボランティア団体

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「時間重ねて見える問題も」復興住宅訪問600回に 神戸のボランティア団体

 阪神大震災の発生から20年目に入り、復興住宅の住民が抱える問題を尋ねようと、ボランティア団体「神戸・週末ボランティア 新生」が22日、神戸市垂水区の市営住宅「ベルデ名谷」を訪れ、入居する高齢者らから話を聞いて歩いた。震災直後に発足した前身団体を含めると、訪問回数は今月30日で通算600回に達する予定だ。

 「神戸・週末ボランティア 新生」は週末に不定期に復興住宅を訪ね歩き、ホームページ上で情報を公開して問題の共有化を図っている。東日本大震災の発生後は東北の復興に関心が移る中、阪神大震災当時の勤労世代が引退を迎え、経済的に苦しんだり健康を損なったりして問題は山積しているという。

 メンバーらはこの日、集合住宅内を次々と訪問し、入居者の女性(70)から「隣に誰が住んでいるかわからず、倒れてしまったときが不安」という相談を受けたり、病気を抱えている男性(71)に生活保護の医療扶助を受けるように勧めたりしていた。

 同団体の主宰、原英樹さん(48)は「震災から時間を重ねることで見える問題もある。これからも活動を続けたい」と話した。

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