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【フィギュア】「弱気」の町田を変えたコーチ大西勝敬さん、2度目の五輪挑戦 関西で指導者38年

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「弱気」の町田を変えたコーチ大西勝敬さん、2度目の五輪挑戦 関西で指導者38年

 9日夜(日本時間10日未明)のフィギュアスケート団体で、日本は期待された男女フリーで挽回できず、5位に終わった。男子フリーに出場した町田樹(たつき)(23)=関西大=は「とても悔しい。この借りは個人戦で返したい」と前を向く。昨季までは弱気な面も見せていたが、今季は五輪で団体戦のフリーを任されるまでに急成長した。背後には、関西で指導者を38年間続け、2度目の五輪挑戦となるコーチの大西勝敬(よしのり)さん(59)の存在があった。(大宮健司、吉原知也)

 2人の師弟関係が始まったのは約1年前。大西さんは、平成24年12月の全日本選手権で大敗した町田から直訴され、昨年2月から指導を始めた。

 「発する言葉すべてが弱気だった」と振り返る。4月、面談で最終目標を紙に書かせたところ、町田はためらうそぶりをみせた。最後には「オリンピック出場」と書いたが、積極的に目標に向き合っているようには見えなかった。

 「このレベルなのにえらい弱気やし、遠慮していた。目標も『できればソチ五輪に出たい』とか『僕は(代表候補6人中)6番目の男』なんて言うしね」と大西さん。伸び悩む町田の課題は精神面にあると思い、「できればじゃ一生できへんぞ。有言実行で自分で責任を取る、それが男や」と、あえて厳しい言葉を投げかけた。

 この言葉が町田を変えた。

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