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【関西の議論】殺処分ゼロ目指す「保護犬カフェ」…捨てられる“商品価値失われた純血種”、ペットブームの危うさも

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【関西の議論】
殺処分ゼロ目指す「保護犬カフェ」…捨てられる“商品価値失われた純血種”、ペットブームの危うさも

愛犬連れの女性客(左)を歓迎するカフェス・タッフの保護犬たち=大阪市生野区 愛犬連れの女性客(左)を歓迎するカフェス・タッフの保護犬たち=大阪市生野区

 愛犬のミニチュアダックスフンドと来ていた女性(36)は「近くに住んでいるので、他の犬と触れ合わせたいと思いました。店に来ることで、保護犬の応援ができるのもうれしいですね」と話す。

飼い主の「責任」

 同法人では、ペットショップからの情報や、行政からの連絡などで、行き場を失った犬や猫を保護しており、その数は現在約100匹に上る。保護した犬や猫は協力関係にある動物病院で、健康チェックを実施。里親希望者には面接の上、譲渡の可否を決定している。

 保護する犬の多くは雑種ではなく、「純血種」だという。「今、大阪市内で保護される犬はほとんど純血種です。飼育放棄された家庭犬に加え、高齢になった繁殖犬、病気や障害で商品価値がなくなったと考えられるペットショップの犬もいます」と吉井さんは現代のペットブームの危うさを指摘する。

 9月1日からは、生後間もない犬と猫の販売規制やペット販売時の対面説明などを義務づけた「改正動物愛護管理法」が施行された。地方自治体が販売業者から犬猫の引き取りを求められた場合、相応の理由がないと拒否できる、と規定。さらに一般の飼い主についても、ペットの高齢や病気が理由の引き取りは拒否できることを省令に盛り込み、命を終えるまで責任を負う者としての飼い主の責務を明記している。

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