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【真のホームレス支援めざす美女】(2)社会のゴミ人種を掃除…ヘイトな言動、無知なら私もしてた

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【真のホームレス支援めざす美女】
(2)社会のゴミ人種を掃除…ヘイトな言動、無知なら私もしてた

 14歳からホームレス問題に関わり、大阪市立大に在学中、支援活動などに取り組む団体を設立した川口加奈さん(22)=NPO法人「ホームドア」代表。その熱意の原点とは。

(聞き手 木ノ下めぐみ)

中2で炊き出しボランティアに参加した理由

 --初めてホームレス問題に関わったのは

 川口 存在を知ったのはいつの頃からでしょうか…。初めてホームレスの方々への炊き出しに参加したのは14歳。中学2年生の12月のことです。

 --そんなに早くからですか

 川口 そのときはあまり何も思わなかったけど、参加者で私が最年少でした。

 もともと大阪市外に住んでいて、市内の中学校へ電車通学するようになって。大阪市に来てみると、すごいホームレスの方々がおられて。特に(通学時に電車で通過する)新今宮駅の周辺は多いなというので気になり始めたんです。なぜ豊かな日本でこんなにホームレスの人が多いのか、と。

 たまたま炊き出しのチラシを見つけたので、「これや」と思って一度行って見てみようと思いました。

 --中学生が1人で怖くありませんでしたか

 川口 最初のイメージとしてあったんですけど、釜ケ崎地域が暴動が起こった場所だとは後から知りました。知らずに先に街の人たちと仲良くなったので、今はそれほど起こっていないしいいかな、と。

 --参加してみてどうでしたか

 川口 ホームレスの人におにぎりを渡すというなかなかない経験で、どうしていいのかわからず戸惑いながらやっていました。そのときに炊き出しをやっている施設のおばちゃんに「3時間も寒い中、たった1つの命の綱であるおにぎりを待っているおっちゃんたちが、あなたみたいな孫のような年齢の子から受け取るということを考えながら渡しなさい」と言われて。

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