産経WEST

楠木正成が奉納!?甲冑など公開 春日大社

産経WEST 産経WEST

記事詳細

更新


楠木正成が奉納!?甲冑など公開 春日大社

 鎌倉後期から南北朝時代にかけて活躍した武将、楠木正成が奉納したと伝わる春日大社(奈良市)の甲冑(かっちゅう)「黒韋威矢筈札胴丸(くろかわおどしやはずざねどうまる)」(国宝)の修理が終わり、29日、報道陣に公開。同大社の宝物殿で30日から一般公開される。

 南北朝時代初期の作とみられ、兜(かぶと)と大袖(おおそで)、胴の部分がある。胴部分は高さ約64センチで、板状の小さな皮と鉄を組み合わせ、漆で黒く塗り固めてある。

 南北朝時代になると、甲冑の一種「胴丸」にも兜と大袖を加えた形式が普及する。黒韋威矢筈札胴丸は、その初期の影響を残した甲冑とされる。

 退色やほこりなどが目立っていたため、東京国立博物館で修理を進めてきた。

 修理の際の調査では、兜の後頭部に「大」のサインが彫られていることも判明。国選定保存技術保持者(甲冑修理師)の小沢正実さんは「甲冑師のサインの可能性もあり、甲冑の歴史を知る手がかりになるのでは」と話している。

「産経WEST」のランキング