オリンピック

スポーツクライミング/sportclimbing

スポーツクライミング/sportclimbing

競技概要

スポーツクライミングは3つの種目(リード・ボルダリング・スピード)の複合種目として実施されます。

リード

リードはロープで安全が確保された選手が12メートルを超える高さの壁に設定されたコースを登り、制限時間内での到達高度を競う種目です。

ボルダリング

ボルダリングは高さ5メートル以下の壁に設定された複数のコースを、制限時間内にいくつ登れたかを競う種目です。各コースとも制限時間内であれば複数回トライできるため、少ない回数で登ることも重要となります。

スピード

スピードは高さ15メートルの壁に設定された、予めホールドの配置が周知された同一条件のルートを駆け登るタイムを、コンマ数秒まで競い合うスプリント種目です。トップレベルの選手は15メートルの壁を男子は5秒台、女子は7秒台で駆け登ります。
IOCに提案されたスポーツクライミングは、通常は単種目として行われるリード・ボルダリング・スピードをすべて行い、これら3種目の合計で順位がつけられるというものです。

ここがポイント!

リード

リードは最も長い距離を登る種目であるため「持久力」が勝敗を分ける重要な要素となります。最初から最後まで全力で登り続けられる距離ではないため、最小限の力でコースを攻略し自身の高度を上げていく「技術力」や、コース途中での「回復力」、長い距離の中で自身の動きをいかにコントロールしていくかといった「戦略性」も問われます。

ボルダリング

ボルダリングは設定されたコースの難易度や強度、不安定度が3種目の中で最も高い種目であり、いかに正しい動きを見出せるかが勝負の鍵になることから、「身体を使ったチェス」とも呼ばれています。そのため、選手はよりダイナミックな動きや、より繊細な動きを身に付け、さらに設定されたコースの攻略方法を見出す「洞察力」が要求されます。

スピード

スピードは、より速く登れるための「瞬発力」をいかに発揮できるかが重要な要素です。2人のクライマーが隣り合わせで登り勝ち抜き方式で競うため、どれだけ自分の登りに集中できるかという「精神力」も重要になります。

歴史

歴史を遡ると、1940年代後半から1980年にかけて、当時のソビエト連邦が自然の岩場でスピード種目の競技会を開催したのが始まりとされています。1985年、イタリアでは岩場でリードによる初めての競技会が開催され、フランスでは室内に設置されたクライミングウォールにおいて競技会が開催される等、徐々に欧州に競技会が活発化していきました。

1990年代になると、日本や米国等の欧州外でも国際大会が開催されるようになり、現在に至る世界選手権やワールドカップ、ユース選手権等の各大会がスタートしました。当初はリードとスピードの2種目でしたが、1990年代後半にはボルダリングも導入され、現在の3種目(リード・ボルダリング・スピード)となりました。

黎明期より日本人の活躍は目覚ましく、これまでのワールドカップ個人年間ランキングでは、男子リードで1位を3回、女子ボルダリングで1位を4回、日本人選手が獲得しています。日本はチームとしても上位を保ち、ボルダリングでは2014、2015年と2年続けて国別ランキング1位となっています。

競技会場

※公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会公式ウェブサイトより転載(2017年8月現在)

東京五輪2020まであと

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