野球・ソフトボール/baseball・softball

野球・ソフトボール/baseball・softball

競技概要

野球

野球は、2つのチームが攻撃と守備を交代しながら勝敗を競う競技で、攻守交代を9回繰り返した段階でより多く得点したチームが勝者となります。試合に出場する選手は各チーム選手9人(指名打者制を採る場合は10人)で、その他監督、コーチ、控え選手でチームは編成されています。控え選手は交代して出場ができますが、一度退いた選手は再び出場することはできません。

攻撃側チームは打者が守備側の投手が投げたボールを打つことで走者となります。走者が一、二、三塁を経て本塁に到達することで得点となりますが、打者が100メートル以上先の指定の「ホームラン」地域に打球を運べば本塁まで1周出来る権利を得られます。守備側は走者が本塁に到達しないように打者や走者をアウトにし、3人アウトにすると攻守を交代します。

ソフトボール

ソフトボールは、9人対9人で戦うボールゲームです。ゲームの進め方は殆ど野球と同じです。攻撃側と守備側に分かれ、審判のプレーボールの宣告によってゲームが始まります。攻撃(表)が3アウトで守備(裏)と交代します。裏側の攻撃が終了し1回が終了となります。1回から7回で試合終了(ゲームセット)です。7回終了時点で同点の場合、8回以降はタイブレーカーと呼ばれる、二塁に走者を置きゲームを行う、得点促進ルールが採用されます。

野球と大きく違うところは投手とフィールドの広さです。投手は下手投げで投げなければなりません。また、フィールドは投手・捕手間が13.11m(野球:18.44m)、各塁間は18.29m(同:27.431m)、ホームランフェンスまでは67.06m 以上の半円(同:76.199m以上)で非常にコンパクトな規格となっています。

ここがポイント!

野球

野球は攻撃と守備において同一選手が行う競技ですが、同じ選手が攻守で違う競技をやっているように見えるのが野球の特徴と言えます。例えば、投手はやり投げ、打者はテニスやホッケー、野手はゴールキーパー、走者は短距離陸上をやっているようにも見えます。その中で特に観客を魅了するのが、投手と打者の勝負(駆け引き)です。野球ボールは約145gで石のように固いですが、トップレベルの投手はボールを150km/時以上でコントロール良く指定の「ストライク」地域に投げます。

また、120km/時にも達しない緩い変化球も投げるため、打者は当然幻惑させられます。打者は1度の打席でストライク地域のボールを空振りしたり、見逃したり、打ち損じが3回あると三振1アウトとなり、打者の負けとなります。しかし、トップレベルの打者はゼロコンマ数秒の世界でこれらの球を見極める能力を持っているため、バットのスイートスポットできちんと捉えられれば100メートル以上も離れたホームラン地域にボールが運ばれ、打者にとって歓喜の瞬間が訪れます。ホームランを打つには並外れた集中力、洞察力、反射神経、視力、スイングパワー等が求められるのです。

野球を観るときは、多彩な才能をもったトップアスリート達がグラウンドで一緒にプレイしているという見方をすれば楽しさも増していきます。

ソフトボール

ソフトボールの最大の魅力は、コンパクトな空間で行われる緻密さとスピーディーさです。特に投手はウィンドミル投法(腕を1回転して投げる)でストレートの他、ライズボール、ドロップボール、カーブボール、チェンジアップ等々様々な変化球を投げます。ライズボールは打者の手前で急激に浮き上がる、野球にはないソフトボール特有の変化球です。

また、野球の投手位置から約5m前から投げられるボールの球速は最速120km/時を超える速さです。これは野球の球速に換算すると170 km/時(体感)に相当します。このように投手と打者の高いスキル(技術)でのかけ引きと、スリリングな展開こそがソフトボールの醍醐味です。

歴史

野球

野球はアメリカ合衆国において1846年に初めての試合が行われ、1869年に初めてのプロチームができたと言われています。オリンピックへの正式競技入りについては、1986年10月13日、スイス・ローザンヌでの国際オリンピック委員会(IOC)総会で1992年バルセロナ大会から正式競技とすることが決定しました。

1896年に近代オリンピックが誕生し、野球はその8年後の第3回セントルイス大会で公開競技として実施され、以後8回公開競技として行われましたが、オリンピック競技入りが実現するまでに90年近い歳月を要しました。しかし、喜びもつかの間、バルセロナ大会以降5大会で正式競技でしたが、2005年のIOC総会 で2012年ロンドン大会から除外されました。理由は、1.世界的普及度が低い 2.女性の同一競技がない 3.トップレベル選手の出場が少ない 4.アンチ・ドーピングに対する啓発遅れが主な理由でした。

今回、IOCのバッハ会長が提唱したアジェンダ2020によって開催国の推薦による競技が実施されることになり、一時的ですがオリンピックへの復帰を果たすことができました。

ソフトボール

諸説ありますが、最も有力な説は1887年にアメリカ合衆国シカゴで誕生したベースボールの代わりに冬の運動のため考案された「インドアベースボール」です。日本には当時東京高等師範学校の教授であった大谷武一氏が1921年に留学先のアメリカから持ち帰った「インドアベースボール」が日本におけるソフトボールの誕生です。オリンピックでは女子種目が採用されていますが、男子も盛んに行われており、日本ではゴムボールで行うレクリエーション(生涯スポーツ)競技としても親しまれています。

オリンピックにおけるソフトボール競技は、1996年第26回夏季オリンピック(アトランタ大会)から正式種目として採用されました。続く2000年シドニー大会、2004年アテネ大会、2008年北京大会で実施されましたが、2012年ロンドン大会、リオデジャネイロ2016大会では実施競技から外れ、今回東京2020大会で3大会ぶりに実施種目に選ばれました。

競技会場

※公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会公式ウェブサイトより転載(2017年8月現在)

東京五輪2020まであと

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