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【ニッポンの議論】サマータイム 働き方改革への追い風/睡眠不足から健康被害

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【ニッポンの議論】
サマータイム 働き方改革への追い風/睡眠不足から健康被害

サマータイム導入 賛成のケント・ギルバート氏(右)と反対の神山潤氏 サマータイム導入 賛成のケント・ギルバート氏(右)と反対の神山潤氏

 --省エネや経済効果が期待される

 「省エネはロシア、フランスでは否定されており、日本における試算でも効果は否定的だ。経済効果についてはいろいろな試算がある。ただ、日本政府は東日本大震災後の平成23年4月、コンピューターや産業機械の時刻を変更するのに膨大なコストがかかる上、実施に伴う社会的混乱を懸念して導入を見送っている。時刻変更にかかるコストは今も同じで、状況がよくなっているわけではない。そもそも経済効果のための実施なら、東京五輪と絡める必要はなく、もっと時間をかけて検討すべきだ」

 --五輪・パラリンピックの暑さは深刻だ

 「暑さが厳しい日中は屋内競技だけにして、屋外競技は午前4時から8時と、午後6時から10時に行うなど工夫するしかないだろう。早朝や夕方以降の競技のための調整はアスリートには負担だが、あらかじめ時間が分かっていれば可能だろう。日本中の時刻を変更する必要性はない」(文化部 平沢裕子)

 神山潤(こうやま・じゅん) 昭和31年、東京都出身。東京医科歯科大卒。同大助教授などを経て、平成21年から東京ベイ・浦安市川医療センター院長。専門は臨床睡眠医学。著書に「『夜ふかし』の脳科学」など。

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