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【再び夢舞台へ】ママアスリート・谷真海の挑戦 2シーズン目へ思い 普及の象徴「経験積みたい」

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【再び夢舞台へ】
ママアスリート・谷真海の挑戦 2シーズン目へ思い 普及の象徴「経験積みたい」

トライアスロン日本選手権の際に実施されたパラトライアスロンのデモンストレーションに出場した谷=10月15日、お台場海浜公園 トライアスロン日本選手権の際に実施されたパラトライアスロンのデモンストレーションに出場した谷=10月15日、お台場海浜公園

 早朝の東京・お台場はあいにくの雨だった。10月15日。この時期に恒例のトライアスロンの日本選手権。この競技における国内の“聖地”での大会で、今年はパラトライアスロンのデモンストレーションも行われ、谷真海も出場選手に名前を連ねた。

 通常の大会よりもスイム、バイク、ランそれぞれの実施距離が短く、「位置づけの難しい大会」という本音とは対照的に、レースでは真剣な表情が印象的だった。

 スタート地点となったお台場の砂浜は、所属するサントリーホールディングスのオフィスの目の前にある。

 9月の世界選手権で初優勝を飾った谷が報告を兼ねて出社すると、「社長賞」が待っていた。2013年9月に東京五輪・パラリンピック招致の最終プレゼンターとして貢献したとき以来、2度目の受賞だった。

 もともとアスリートとして採用されたわけではない。早大から一人の社会人として入社。陸上をしていた最初のころは、休暇を取って大会遠征をこなしていた。上司の働きかけもあり、今はパラリンピアンとしての活動が主業務になった。応援に駆けつけてくれた同僚たちに、聖地を走る姿を見せることができたことは恩返しにもなった。

 お台場は2020年東京パラリンピックの競技会場でもある。「3年後にここにいるかもしれないと思うと、すごくワクワクして、楽しみだった」。レース後の質問に、谷は笑顔で答えた。

 言葉とは裏腹に、一抹の不安がある。国際パラリンピック委員会(IPC)が9月4日、アブダビ(アラブ首長国連邦)で開催した理事会で決定した20年大会の実施種目。パラトライアスロンは男女合わせて6種目、80人と発表された。初開催だった16年リオデジャネイロ大会から参加人数が20増えたが、障害の部位や程度で分かれる種目数は現状維持だった。

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