産経ニュース

【日本スプリントの挑戦】“9秒94”を叩き出した多田修平とは何者だ! 日本国内で史上初の「9秒台」に驚愕

東京五輪 東京五輪

記事詳細

更新

【日本スプリントの挑戦】
“9秒94”を叩き出した多田修平とは何者だ! 日本国内で史上初の「9秒台」に驚愕

男子100メートル準決勝で9秒94の参考記録をマークした多田修平=ShonanBMWスタジアム平塚 男子100メートル準決勝で9秒94の参考記録をマークした多田修平=ShonanBMWスタジアム平塚

 多田は大阪府東大阪市出身。1学年下に弟がいる。サッカーや水泳に親しんでいた少年は「運動会で走るのが好きだったから」と、石切中に入学すると本格的に陸上を始めた。

 大阪桐蔭高で高校総体6位。自己記録は10秒50。陸上男子の強豪大学は関東に集中しているが、「関西から世界に羽ばたいていける選手になりたい」と、進学先に関西学院大を選んだ。

 同大の林直也コーチが「うちは一般入試の部員もいますが、同じ全体のメニューをやっています。1年の時に(左脚を)故障したけど、前向きな性格なので、慌てずコツコツを練習をやってきました。メンタルは強い方じゃないですかね。誰と走っても物怖じしないんで」と言えば、小中高大学が同じ1学年下の後輩、足達一馬は「多田君はとにかく優しい。怒った所を見たことがない。めちゃ良い人で、めちゃめちゃストイック」と語る。

 誰もが慕う好青年は、同時に真摯な探求者でもある。

 「腰を入れる」新たなスタート

 急成長のきっかけとなったのはシーズン前の米国合宿だった。多田は大阪陸協の強化策の一環で、2月に約3週間、米テキサス州に遠征し、元世界記録保持者のアサファ・パウエル、その兄であるドノバン・コーチと練習を共にした。

 「そこで『何だ、そのスタートは』と言われたみたいですね」と林コーチ。

 元々、スタート時に腰が「く」の字に曲がって頭が下がり、つんのめるようにして出て行くフォームだった。それでは力にロスがあると、2人で修正を試みたが、これがなかなか直らなかった。

続きを読む

このニュースの写真

  • “9秒94”を叩き出した多田修平とは何者だ! 日本国内で史上初の「9秒台」に驚愕
  • “9秒94”を叩き出した多田修平とは何者だ! 日本国内で史上初の「9秒台」に驚愕
  • “9秒94”を叩き出した多田修平とは何者だ! 日本国内で史上初の「9秒台」に驚愕
  • “9秒94”を叩き出した多田修平とは何者だ! 日本国内で史上初の「9秒台」に驚愕

「東京五輪」のランキング