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【今週の人気記事】森喜朗元首相が『遺書』 一度は宙に浮いた出版話 「文藝春秋も度量が狭いね」

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森喜朗元首相が『遺書』 一度は宙に浮いた出版話 「文藝春秋も度量が狭いね」

『遺書』を手にする森喜朗・東京五輪・パラリンピック組織委員会会長=東京・虎ノ門の東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委(酒巻俊介撮影) 『遺書』を手にする森喜朗・東京五輪・パラリンピック組織委員会会長=東京・虎ノ門の東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委(酒巻俊介撮影)

 国際社会を相手に事業を取りまとめていくのが大会組織委なんだけど、出向社員・職員ばかりなわけよ。私が会長就任当初は、大多数が「いつ古巣へ戻れるか」という感じで心ここにあらず。セクショナリズムもすごくてトイレに行ってもあいさつもしない。

 これをどう一つにまとめていくか。私の日当を積み立てて盆暮れに懇親会を開いたりして少しずつ人間関係を作っていった。そしてようやくみんなが心から「五輪をやろう」というところにまできたんです。

 組織委ってのは、東京都に代わって五輪の実務をやってるんだから都と信頼がなければ絶対にできないんだが、不幸にしてこの4年間に石原慎太郎、猪瀬直樹、舛添要一、小池百合子-と都知事が4人も替わってしまった。

 舛添さんとは呼吸があって、知事室で一緒に弁当を食い、頼まれることもあれば、頼むこともあった。

 だけど、小池さんになってそんなことは1回もない。普通は「都に代わって、ここまでやって下さってありがとうございます」と言うのが礼儀だろうけど、一言もありません。

 もう1つはIOC(国際オリンピック委員会)の実態を知ってもらいたかった。この国際機関を理解するのは本当に苦労した。悪くは言わないけど独特の世界なんです。五輪貴族などと言われてるけど、みんな立派な方ですよ。さすがだと思う。でもその実態にはやっぱり驚いたね。

 その日本支部がJOC(日本オリンピック委員会)なんだけど、こちらはもう最悪。どうしようか迷ったけどこれは書かざるを得ないな。竹田恆和(つねかず)会長は人柄のよい無難な人なんだけど、その側近たちはとにかく組織委の足を引っ張ってばかり。「新参者は入るな」というのが、彼らの思想なんでしょうな。

   × × ×

 まあ、こういう五輪事業をありのまま伝える手記を出そうと思って文藝春秋と話を進めてたんだ。それでいよいよ取りまとめようという今年2月にハプニングが起きた。

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