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【夏名勝負20】(6)1992年 74回大会2回戦 明徳義塾(高知)3-2星稜(石川)

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【夏名勝負20】
(6)1992年 74回大会2回戦 明徳義塾(高知)3-2星稜(石川)

5打席連続で敬遠された星稜の松井 5打席連続で敬遠された星稜の松井

 超高校級スラッガーとして注目された星稜(石川)の4番打者・松井秀喜が1試合中に5打席連続で敬遠され、甲子園を去る前代未聞の“事件”が物議を醸した。

 明徳義塾(高知)の馬淵史郎監督は松井との勝負を徹底的に避けるようバッテリーに指示。外角へ明らかなボールを続けて5打席すべてストレートの四球で歩かせた。采配への不満を爆発させた観客は罵声を浴びせ、九回の5打席目にはメガホンや空き缶がグラウンドに投げ込まれた。

 この策が功を奏し、明徳義塾が接戦を逃げ切った。試合中一度もバットを振ることなく敗れた松井は「相手の作戦なので、自分は何も言えません」と淡々と話したが、日本高野連の牧野直隆会長は「正々堂々と勝負してほしかった」と明徳義塾を非難。社会的に大きな反響を呼んだ。(上)

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