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【ロシアW杯】スポンサーにサポーターと存在感放った中国「いないのは代表チームだけ」

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【ロシアW杯】
スポンサーにサポーターと存在感放った中国「いないのは代表チームだけ」

日本ーセネガル戦が行われたスタジアムにも、中国企業の広告が出ていた=6月24日、エカテリンブルク(甘利慈撮影) 日本ーセネガル戦が行われたスタジアムにも、中国企業の広告が出ていた=6月24日、エカテリンブルク(甘利慈撮影)

 サッカーのワールドカップ(W杯)ロシア大会は1カ月に及んだ熱戦の幕が閉じた。現地で取材して、ひしひしと感じたのは中国の存在感。中国人サポーターはあらゆる開催都市を闊歩(かっぽ)。ピッチサイドには漢字の広告看板が並んだ。だが、スタジアムに五星紅旗が翻ることはなく「いないのは代表チームだけさ」。1年で最も美しい時期を迎えたロシアで陽光を浴びる中国人からは自虐的な言葉が漏れた。

 大会中のロシアで、ブラジルやアルゼンチンのユニホームに身を包んだアジア系観光客の姿を見かけたが、メッシやネイマールの名前と背番号10を背中で揺らす彼らの多くが発するのは中国語だった。大都市のモスクワやサンクトペテルブルクだけでない。人口30万人と開催都市最少のサランスクでも当たり前の光景になっていた。

 香港英字紙「サウスチャイナ・モーニング・ポスト」によると、W杯期間中にロシアを訪れた中国人は10万人以上。同じ隣国で開かれた2002年日韓大会の倍以上だ。中ロ間の航空機予約は前年同期比で5倍に伸び、高校生が航空機のファーストクラスチケットとホテル代、決勝戦のチケットに1万8800ドル(約210万円)を支払うなど“爆買い”ぶりを発揮した。

 中国はアジア最終予選A組で5位に終わり、敗退した。だが、そんな苦い事実すらも、資金力を生かしビッグネームを獲得して右肩上がりに成長する国内リーグを中心に高まったサッカー熱が、中国人の足をロシアに向かわせたようだ。

 観客以上に目を見張ったのは中国企業のスポンサーだ。不動産など幅広く事業展開するコングロマリット企業、大連万達(ワンダ)集団が2016年、推計1億5000万ドル(約165億円)で世界に7社しかない最高位スポンサーの「FIFA(国際サッカー連盟)パートナー」契約を締結した。

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