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【ロシアW杯】“史上最弱”と言われたロシア、4強逃すも開催国の意地見せる 監督「国民はわれわれを愛してくれた」

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“史上最弱”と言われたロシア、4強逃すも開催国の意地見せる 監督「国民はわれわれを愛してくれた」

 PK戦の末にクロアチアに敗れ、うなだれるロシアイレブン=ソチ(共同)  PK戦の末にクロアチアに敗れ、うなだれるロシアイレブン=ソチ(共同)

 勝敗が決した瞬間、一瞬静まったスタジアムは、すぐに大歓声に包まれた。PK戦の末に準決勝進出を逃したロシアに、スタンドの地元国民は万雷の拍手を送った。

 とことん走った。相手ボールを執拗に追い、奪うと素早く相手ゴールに迫った。「とにかくハードワークが必要だった」というチェリシェフが、前半31分に鮮やかなミドルシュートを決めて先制。相手を約9キロも上回る走行距離で、実力差を必死に埋めてみせた。

 延長戦で勝ち越し点を奪われると、指揮官は自ら会場の声援を求め、国民の“助け”を求めた。最後まで声をからした同胞の力を借りて延長後半10分に同点にはしたものの、PK戦の趨勢を変えることはできなかった。

 国際サッカー連盟(FIFA)ランキング70位は出場チーム中最下位。「史上最弱」のレッテルまで貼られた開催国のチームが、旧ソ連時代の1966年以来となる4強に手をかけるまでになった。「自分のチームを信じていた。国民はわれわれを愛してくれた」とチェルチェソフ監督。スタンドの歓声と拍手は、いつまでも鳴り止まなかった。(小川寛太)

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