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【ロシアW杯】満身創痍で勝利したクロアチア 「美しくなかったが素晴らしい結果」と監督

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【ロシアW杯】
満身創痍で勝利したクロアチア 「美しくなかったが素晴らしい結果」と監督

準々決勝 ロシア対クロアチア 延長後半 競り合う、クロアチア代表のルカ・モドリッチ(MODRIC Luka)(左)=ロシア・ソチ(撮影・中井誠) 準々決勝 ロシア対クロアチア 延長後半 競り合う、クロアチア代表のルカ・モドリッチ(MODRIC Luka)(左)=ロシア・ソチ(撮影・中井誠)

 力を使い果たし、満身創痍でつかんだ勝利だった。PK戦までもつれ込み、5人目のラキティッチがゴール左隅に沈めると、選手は全員で抱き合い、ダリッチ監督は涙した。5大会ぶりの4強入りに、最優秀選手に選ばれたモドリッチは「個人ではなく、国として成果を出したことがうれしい」とほほを緩めた。

 殊勲者の1人はGKスバシッチだ。後半終了間際、ボールを処理した際に顔をしかめ、ピッチに倒れた。右太もも裏を痛めたが、応急処置でプレーを続行。延長戦では何度もシュートをはじき出し、PK戦は相手の1人目を止めてロシアの勢いをそいだ。「幸運もあったが、いつも苦しい戦いをしている」と守護神。動じぬ自信があった。

 1日のデンマーク戦で120分間戦った影響からか、前半から動きが重く、鋭い出足で激しいプレスを仕掛けるロシアに苦しんだ。空中戦でも劣勢を強いられ、延長後半にはFKから決められて逃げ切りに失敗。最後は多くの選手の足が止まっていた。力の差を考えれば苦戦した感が否めないが、監督は「美しい試合ではなかったが、素晴らしい結果だ」と喜んだ。

 初出場で3位となった1998年フランス大会が過去最高成績。超えるためには、決勝に進まなければならない。「今日は喜んで、明日からイングランド戦に準備したい」とモドリッチ。次戦で新たな歴史を作る。(小川寛太)

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