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【大相撲春場所】腰痛が消えて3連勝の逸ノ城「相撲を楽しめている」

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【大相撲春場所】
腰痛が消えて3連勝の逸ノ城「相撲を楽しめている」

逸ノ城が寄り切りで宝富士を下す=エディオンアリーナ大阪 逸ノ城が寄り切りで宝富士を下す=エディオンアリーナ大阪

 大器がようやく眠りから覚めようとしている。平成27年名古屋以来の三役に復帰した逸ノ城が初日から3連勝と好調をキープ。「立ち合いはちょっと失敗したけど、落ち着いて取れている。調子は悪くない」と口も滑らかだ。

 実力者の宝富士をまったく寄せ付けなかった。太い右腕をねじ込んで左上手を探る。上手を取った後に巻き替えられてもろ差しを許しても動じず、「もう出るしかなかった」と217キロの巨体をいかして力強く寄り切った。

 近年は入門前から抱える持病の腰痛に苦しめられた。痛みで眠れない夜もあり、「朝ってなかなかこない。夜はこんなに長いんだって思った」と苦難の日々を振り返る。現在は痛みが消え、「相撲を楽しめている」と穏やかにほほ笑む。

 心にもゆとりが生まれ、「去年の秋ぐらいから『慌てなければこっちの方が大きいんだし勝てるだろう』と思えるようになった」。自信をみなぎらせる逸ノ城に、審判部の藤島副部長(元大関武双山)は「(相手は)上手を取られたら何もできない。岩だ」と舌を巻く。

 21歳だった26年秋の新入幕場所で13勝を挙げた“怪物”も24歳。「今場所を精いっぱい頑張るだけです」。土つかずの三役以上が自身と右手を故障している鶴竜だけとなった春場所で、主役の座に躍り出ようとしている。(奥山次郎)

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