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【東日本大震災7年】仙台出身のサーフィン・高橋みなと「震災風化させないため頑張りたい」

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【東日本大震災7年】
仙台出身のサーフィン・高橋みなと「震災風化させないため頑張りたい」

日本サーフィン連盟の強化合宿に参加した仙台市出身の高橋みなと。高校2年生のとき、東日本大震災で被災した=千葉県鴨川市 日本サーフィン連盟の強化合宿に参加した仙台市出身の高橋みなと。高校2年生のとき、東日本大震災で被災した=千葉県鴨川市

 日本サーフィン連盟の強化指定選手による強化合宿が10、11の両日、千葉県鴨川市で行われ、約60人の国内トップ選手が参加。その中に、仙台市出身の高橋みなと(24)の姿もあった。サーフィンは2020年東京五輪で正式種目となる。「自分が活躍すれば、震災のことが取り上げられる。風化させないためにも頑張りたい」と、2年後の大舞台を目指す。(神田さやか)

 父はサーファー、母はウィンドサーファーで「生後2週間で海に行っていた。海が遊び場だった」。小学3年生でサーフィンを始めたのは自然な流れだった。

 震災当日は高校が休みで自宅にいた。海に出ようかと思ったが、仙台新港の波は異様に穏やかで、サーフィン向きではなかった。福島県の海に行くことも考えたが、「なぜか気分が向かなかった。行っていたら命はなかったと思う」

 地震は突然だった。裸足のまま外に飛び出した。道路は地割れを起こし、電線は上下に大きく揺れていた。津波の襲来を知らせるサイレンがなった。幸い、家族や知人は無事。自宅も大きな被害はなかったが、約2週間の避難生活を余儀なくされた。

 競技環境への影響は大きかった。仙台新港は立ち入り禁止になった。全国的にサーフィンの自粛ムードが広がるなか、国内外で練習を続け、8月のジュニア大会で優勝、9月にプロ資格を得た。

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