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【大相撲春場所】鶴竜が連勝、一人横綱「しっかりとした相撲を取らないといけない」

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【大相撲春場所】
鶴竜が連勝、一人横綱「しっかりとした相撲を取らないといけない」

大相撲三月場所2日日 鶴竜ははたき込みで遠藤を下す=12日、エディオンアリーナ大阪(撮影・岡田茂) 大相撲三月場所2日日 鶴竜ははたき込みで遠藤を下す=12日、エディオンアリーナ大阪(撮影・岡田茂)

 鶴竜が一人横綱の面目を保っている。白鵬、稀勢の里の両横綱が休場し、大関2人に早々に土が付く中で連勝発進。「(一人横綱の気負いは)特にないが、しっかりした相撲を取らないといけないという思いはある」と力を込めた。

 遠藤に足下をすくわれかけた。立ち合いでまわしに右手がかからず、いなされて体勢を崩し土俵際まで押し込まれる。それでも巧みに回り込んで難を逃れると、力任せにはたき込んだ。直後に浮かべた苦笑いが危うかった一番を物語る。

 まわしをつかめなかった右手の指は万全ではない。先場所の千秋楽で脱臼した薬指などが完治せず、今場所出場を決断したのは場所直前。師匠の井筒親方(元関脇逆鉾)は「あと10日ぐらいあればよかったんだけどね」と状況を説明する。

 不安を抱えながらも土俵に上がる原動力になっているのは横綱としての責任感。「応援してくれるファンの期待に応えたい」と最高位の立場を自覚し、井筒親方は「自分なりに責任を考えて出場を決めたのだろう」と弟子の胸中を代弁する。

 土俵に上がる以上、優勝争いを引っ張らないといけないのが横綱だ。八角理事長(元横綱北勝海)は「序盤はこれでいい。勝つことで乗ってくる」と評価。春の土俵で、横綱の存在感を示してみせる。(奥山次郎)

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