産経ニュース

【東京マラソン】初の日本人2人同時6分台、GC出場6人獲得 瀬古リーダー「復活へ、やっとスタート」

スポーツ スポーツ

記事詳細

更新

【東京マラソン】
初の日本人2人同時6分台、GC出場6人獲得 瀬古リーダー「復活へ、やっとスタート」

MGC簡易表彰で瀬古利彦氏から盾を贈られたマラソン男子2位の設楽悠太=25日、東京都千代田区(宮川浩和撮影) MGC簡易表彰で瀬古利彦氏から盾を贈られたマラソン男子2位の設楽悠太=25日、東京都千代田区(宮川浩和撮影)

 日本選手が史上最も活況を呈したレースと言っていいだろう。日本記録の設楽、日本歴代4位の井上と同時に2人が2時間6分台をマークしたのは初めて。GC出場資格も6人が獲得した。

 選手個々の鍛錬のたまものだが、2つの要因も背景にある。一つは2年後に迫る東京五輪だ。昨年の福岡国際で2時間7分19秒を出した大迫傑(ナイキ・オレゴンプロジェクト)をはじめ、近年、マラソンでの五輪出場に意欲的な選手が増えてきた。日本陸連によると、GCシリーズの各大会では昨季より30キロ以降のペースの落ち込みが少なくなっているという。

 もう一つは、今回で12回を数える東京マラソンの取り組みだ。早野忠昭レースディレクターのもと、かねて世界レベルのレースの実現を追求。設楽と井上は昨年、今年と海外トップ選手に挑む中でタイムを残した。ペースメーカーは最も遅くても2時間6分台を狙える1キロ3分に設定。今回、ここに多くの選手が食らい付き、2時間10分を切る選手が9人も出た。

 一方、期待された神野大地(コニカミノルタ)は18位、市田孝(旭化成)は35位に終わり、涙に暮れた。悔しさを糧に巻き返してくるはずだ。

 五輪では1992年バルセロナの森下広一の銀が日本男子の最後のメダル。日本陸連の瀬古利彦マラソン強化戦略プロジェクトリーダーは「やっとスタートに着いた。まだ世界とは3分以上差がある。復活と言えるのは、これからだ」と更なる成長を期待した。(宝田将志)

関連ニュース

「スポーツ」のランキング