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【平成30年史 2020年東京へ(4)】「根性論」からスポーツ科学へ 選手の肉体強化・試合のデータ分析で数々の「レジェンド」生む

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【平成30年史 2020年東京へ(4)】
「根性論」からスポーツ科学へ 選手の肉体強化・試合のデータ分析で数々の「レジェンド」生む

 午後10時半、東京都八王子市のキャンパスに近い学生寮で暮らす帝京大ラグビー部員は、少し早い消灯時間を迎えていた。シーズン真っただ中の昨秋だ。

 前年度までは午後11時消灯だった。「トレーナーから睡眠の重要性を聞き、いろんな人の意見も参考にして」。主将を務めた堀越康介(22)が30分繰り上げた理由を説明した。

 食堂では管理栄養士の指導が受けられる。体脂肪率の高い選手は白米を減らし、鉄分の足りない選手はきなこで補うなど、体作りに重点を置いた集団生活を送っている。

 9年連続大学日本一-。大学生相手では無敵の常勝軍団も、かつては伝統校の早大や明大の陰に隠れた存在だった。1996年に監督に就任した岩出雅之(59)が振り返る。

 「就任時はウエートトレーニングの器具もなかった。部員は高校まで無名だった選手が多く、スキルアップは簡単ではない。トレーニングをしっかりやる時間を取り、強みを作ってあげようと考えた」

 当時の大学ラグビー界は技術や戦術の指導が中心だった。他校に先んじて科学的な肉体強化に励んだのが帝京大だった。

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