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【春高バレー】復興の道半ば、福島・相馬高 11人で挑む3年ぶりの夢舞台

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【春高バレー】
復興の道半ば、福島・相馬高 11人で挑む3年ぶりの夢舞台

出場校中、最も少ない11人で春高バレーに臨む相馬高校。渡辺主将(前列中央)がチームをけん引する=2017年12月18日、福島県相馬市 出場校中、最も少ない11人で春高バレーに臨む相馬高校。渡辺主将(前列中央)がチームをけん引する=2017年12月18日、福島県相馬市

 東日本大震災で甚大な被害を受けた福島県相馬市にある相馬高が、4日に開幕する「ジャパネット杯 春の高校バレー」第70回全日本バレーボール高校選手権(産経新聞社など主催)に福島県の男子代表として3大会ぶりに出場する。地域は復興の道半ばにあり、男女を通じ今大会最少の部員11人で大舞台に挑む。3日に東京体育館で開会式のリハーサルを終えた渡辺智也主将(3年)は「テレビで見てきた会場で試合ができてうれしい。少しでも長く試合がしたい」と目を輝かせた。

 相馬高は福島を代表する強豪で選手権出場19回、高校総体8強の実績を誇る。

 ここ数年は部員確保に悩まされている。480人を超える東日本大震災による相馬市の死者・行方不明者のうち、半数以上はバレーボールが盛んだった磯部地区から出ている。平成23年3月の震災後、学区外に転居した家族も多い。相馬高バレー部を目指す子供たちの減少には、現在も歯止めがかからない。

 「(部を)辞めたいと思ったことは結構ある」と胸の内を明かしたのは、渡辺とともにチームを引っ張る高橋一真(3年)。28年1月の新人戦では部員が5人しかおらず、野球部などに「助っ人」を頼んで何とか出場した。夢見た「強い相馬」への道は険しかった。

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