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【日本スプリントの挑戦】400メートルリレー 走らざる者の苦衷 藤光謙司、桐生祥秀、ケンブリッジ飛鳥の世界陸上

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【日本スプリントの挑戦】
400メートルリレー 走らざる者の苦衷 藤光謙司、桐生祥秀、ケンブリッジ飛鳥の世界陸上

2017年08月12日、陸上の世界選手権男子400メートルリレー決勝で銅メダルを獲得したのは(左から)藤光、多田、桐生、飯塚だった(川口良介撮影) 2017年08月12日、陸上の世界選手権男子400メートルリレー決勝で銅メダルを獲得したのは(左から)藤光、多田、桐生、飯塚だった(川口良介撮影)

 しかし、準決勝で右太もも裏に違和感が出て、決勝は3位。その後、腰を痛めて調整が遅れ、世界選手権では原因不明の微熱が続いた。言い訳はないが、不完全燃焼だったことは確かだ。

 ロンドンから羽田空港に帰り着くと、報道向けの“絵づくり”のために、関係者はメダルを獲得した4人が先に出ていくよう誘導した。まばゆいフラッシュを浴びる4人の後方、少し距離を置いてケンブリッジは到着ゲートを出た。

 銀メダルを獲得したリオ五輪から一転した景色。あの時、リザーブだった藤光と高瀬慧(29、富士通)に思いを馳せたという。

 「今回の世界選手権で僕は最後、走らなかったんで。逆だとそういう感じだし、いいんじゃないですかね。そういうものだと思います」

 24歳は日大時代から師事しているコーチの渕野辰雄に電話で帰国を報告した。

 「練習やってるぞ。リフレッシュがてら遊びに来いよ」

 その声を聞くと、すぐ日大の長野・菅平合宿に合流して汗を流した。

 「終わったことを気にしてもしょうがない。もっとシビアにやっていかないといけないのかなと思いますね」

 足は止めない。視線は次に向いている。(運動部 宝田将志)

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