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【栄光へアタック 春高バレー】1月4日開幕 下北沢成徳…主力が一気に卒業、2年主体で3連覇狙う

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【栄光へアタック 春高バレー】
1月4日開幕 下北沢成徳…主力が一気に卒業、2年主体で3連覇狙う

3連覇を目指し、練習に励む下北沢成徳の選手たち=東京都世田谷区(川峯千尋撮影) 3連覇を目指し、練習に励む下北沢成徳の選手たち=東京都世田谷区(川峯千尋撮影)

 昨季は高校総体を制し国体は準優勝。そして春高連覇を達成し、圧倒的な強さを誇った下北沢成徳。今季は総体8強、国体5位と、まだタイトルを手にしていない。それでも小川良樹監督は「その位置まで来ていることに驚いた」と、教え子たちの想像以上の成長に目を細める。主力が一気に卒業し、今季のチームに3年生はわずか3人しかいない。1年時から春高に出場していたエースの石川真佑(2年)を軸とした、2年生主体のチームに様変わりした。

 特に主将でエースの黒後愛(現東レ)が抜けた穴は大きかった。手を抜けば容赦なく仲間を叱り飛ばす精神的支柱がいなくなり、雰囲気は緩んだ。練習試合では勝てるはずの試合を落とすことも多く、仁井田桃子(2年)は「一つにまとまっていない感じだった」と振り返る。「このままじゃ勝てない」。危機感を持ち、7月の総体前から選手同士で積極的に話し合いを重ねるようになった。「最後の1点を取るには普段の心構えが重要」と考え、プレー以外の行動に着目した。電車の乗り方や会場でのふるまい、合宿所のゴミの分別…。「まずはそこから日本一になろう」と互いの意識を高め合った。

 どうしたら強くなれるか。一人一人が主体的に思いをめぐらすことで、練習での集中力も高まり、チーム力は上昇。「大会を重ねるごとに成長を感じる」と石川。11月の都大会決勝では八王子実践との接戦をものにして、1位通過で全国大会へ駒を進めた。

 狙うは大会3連覇。「最後の大会でどこも強い気持ちでやってくると思うけど、自分たちは自分たちらしく勝つだけ」と石川が言えば、セッターの高橋千穂(2年)は「一緒にやってきた3年生のためにも絶対に日本一になりたい」。2年生だから、という甘えは誰も持ち合わせていない。(川峯千尋)

                  

 「ジャパネット杯 春の高校バレー」第70回全日本バレーボール高校選手権は来年1月4日、東京体育館で開幕。出場する男女104校の中から注目校を紹介する。

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