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【春高バレー】男子・日本航空、緻密バレーでまずは初戦突破 山梨

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【春高バレー】
男子・日本航空、緻密バレーでまずは初戦突破 山梨

 「ジャパネット杯 春の高校バレー」第70回全日本バレーボール高校選手権大会が来年1月4日、東京都渋谷区の東京体育館で開幕する。山梨代表として全国の大舞台に臨むのは、男子が16年連続16回目の出場となる日本航空、女子は3年連続、30回目の出場の増穂商だ。上位進出を目指す両チームの特徴、選手たちの意気込みを2回に分けて紹介する。(昌林龍一)

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 「ボールに手が届かないのは、位置が高いからだ!」。就任20年目の月岡裕二監督の熱い声がコートに響く。

 そのコートは、学校が一昨年、バレー部用に設置した「タラフレックス」と呼ばれる春高仕様。代々木体育館の「オレンジコート」と同じもので、明るい色調だ。

 1年前は攻撃陣に190センチ台の選手を4人そろえた大型チームだったが、初戦で敗れた。これまで出場した16回の全国大会のうち、大型選手がいた直近の3大会で、なぜか初戦を突破できなかった。

 月岡監督は「大型化が持ち味のコンビバレーとうまくなじまなかったのか」と振り返る。そして、「コンビは攻撃の速さだけでなく、1本目のレシーブの緻密さがないとうまく展開できないと認識した」と話す。

 今回のレギュラーの平均身長は181センチ。全国大会の出場チームでは高い方でない。「高さは失ったけど、昔からのうちのスタイル。原点に戻ったと思う」

 1年前のレギュラーから清水勇介、丸山正和が残り、経験値を生かす。春先に3年のミドルブロッカー、下田ファビオが指のけがで離脱したが、その間、2年の大竹良介や1年の上村琉乃介の両センターが出場。ブロックの経験値を積んだことで、チーム全体の力が底上げされた。

 前回までの3年間は、主将がベンチに控えていたが、今年はレギュラーの清水に託す。「下級生が多いので、どう特徴を生かすかを考えるキャプテンでありたい」と清水。

 攻撃の核になるのは、小林桜太、出浦拓武の両レフト。さらに、大竹と上村のブロックで相手の攻撃の芽を摘む。

 セッターの丸山は「高さがない分、速いトス回しで相手を翻弄(ほんろう)する」。エース小林は「思い切りのよい自分のスパイクの特徴を生かしつつ、相手のポジションを見極めて打つことを心がけたい」と意気込んでいる。

 全国大会までに、ブロックとレシーブの強化につながる練習に力を注いでいる。けがの予防も含め、ブロッカーがグローブをはめて、それぞれのアタッカーの特徴に対応する位置取りなどを徹底的に身につける。

 全国大会初戦で対戦する山形中央(山形県)とは夏のインターハイの初戦で対戦し、2-0で勝利している。「相手はコンビバレーが持ち味で身長も同じぐらいでチーム構成も似ている」と月岡監督。

 「まずは1戦1勝。夏は相手が地元開催で緊張していたのか、ミスが多かった。どう進化しているか」。磨きをかけた緻密なバレーで、まずは初戦突破を目指す。

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【登録予定選手】

  1清水勇介  (3)178

  2土屋敬和  (3)178

  3下田ファビオ(3)186

  4小林桜太  (2)181

  5大竹良介  (2)186

  6丸山正和  (2)178

  7出浦拓武  (2)182

  8松沢拓実  (3)177

  9小平温海  (3)176

 10高瀬圭祐  (3)177

 11大前貴邦  (3)170

 12前田幸久  (2)165

 13鶴田翔也  (2)176

 14上村琉乃介 (1)186

 15佐久間賢斗 (2)177

 16塚中純平  (2)176

 17小林優太  (2)181

 18高橋煕   (2)168

 ※左から背番号、氏名、学年、身長

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 ■選手ひとこと

 清水勇介 「最後の大会なので悔いが残らないように全力で戦いたい。自分のプレーをしっかりし、一戦一戦を全力で戦いたい」

 土屋敬和 「春高予選の前に手術をしてチームに迷惑をかけた分、最後はチームのために戦い、みんなで楽しみたい」

 下田ファビオ 「高校最後の大会なので、少しでも多くコートに立てるように、全てを出し尽くしたい」

 小林桜太 「山形中央にはインターハイでは勝っているが、春高でも勝つことができるように、良い準備をして試合に臨みたい」

 大竹良介 「1日でも多く大会に残り、悔いのない試合にしたい。次の自分たちの代に生かせるように、全力でプレーしたい」

 丸山正和 「3年間の集大成を見せる。今まで支えてくれた家族など多くの人たちに恩返しできるよう上位を目指す」

 出浦拓武 「泣いても笑っても、3年生と一緒にできる最後の試合。ミスを恐れずに思い切ってプレーをしたい」

 松沢拓実 「一緒に頑張ってきた仲間とできるのも最後。自分の持っている力をすべて出し切り頑張りたい」

 小平温海 「高校生活最後の大会なので、3年間やってきたことをすべて出し切る。最後の最後まで楽しむ」

 高瀬圭祐 「春高で最後の大会になるので、今まで支えてきてくれた方々に恩返しできるよう一戦一戦全力で戦う」

 大前貴邦 「泣いても笑っても本当に最後。3年間やってきたことを全て出し切り勝ち進んでいく」

 前田幸久 「3年生と一緒に出ることができる最後の大会。1試合でも長くやるために自分のベストを尽くしたい」

 鶴田翔也 「できることを精いっぱいやる。先輩の良い部分を今のうちに自分のものにして、来年のチームに生かす」

 上村琉乃介 「試合に出られない先輩も悔いが残らないように1本でも多くのボールを追いかけ貢献したい」

 佐久間賢斗 「意地と思いを持ち、気持ちの部分で勝っていきたい。1分1秒でも長く、3年生と一緒に戦いたい」

 塚中純平 「自分のできる精いっぱいのことをしてチャレンジ精神で戦う。1秒でも長くコートに立てるようにしたい」

 小林優太 「全員が同じ気持ちを持ち、3年生の最後の戦いを悔いのないように、意地を持って戦いたい。まずは1回戦を勝つ」

 高橋煕 「インターハイの初戦と同じ相手。粘り強くつないで意地と思いを持ち、まずは初戦を突破したい」

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