産経ニュース

【春高バレー】チーム紹介 女子・松商学園 2年連続で全国舞台 まず1勝

スポーツ スポーツ

記事詳細

更新

【春高バレー】
チーム紹介 女子・松商学園 2年連続で全国舞台 まず1勝

 春高の大舞台は2年連続16回目。昨年の県大会に引き続き、一昨年まで5連覇していた強豪の都市大塩尻を打ち破り、全国への切符を手にした。フルセットの接戦を制した選手は、マジックペンで「優勝」と書いた両手を振り上げて、喜びを分かち合った。

 6月の県高校総体では、準決勝で東海大諏訪(茅野市)に敗れ、優勝した都市大塩尻と対戦できなかった。それだけに、県大会の勝利に喜びはひとしおだった。だが、ゲームキャプテンの山崎れなの笑顔はすぐさま、真剣なまなざしへと変わった。

 「全国の舞台はもっと厳しくなる。今のままでは駄目だと思う」

 県大会の優勝は16回目だが、しばらくの間、大舞台から遠ざかっていた。11年ぶりに臨んだ前回は、初戦で涙をのむ悔しさも経験した。

 「全国でも1、2位を争う」と、永井真弓監督自ら評する小柄なチーム。メンバーの平均は163センチ。170センチを超える選手は1人もいない。

 恵まれない高さを補うため、安定したサーブと、レシーブから素早く攻撃に転じるコンビバレーを武器にする。スピードとパワーの強化には特に力を入れてきた。

 週に3回実施するウエートトレーニングでは、相沢病院(松本市)のフィジカルトレーナーの協力を得ながら、ベンチプレスやスクワットを繰り返す。中でもスクワットは、小柄な背丈をカバーするためにジャンプ力をつける重要なトレーニング。チーム内では、70キロのバーベルを持ちながらこなす選手もいるという。

 主将の降幡加菜は「身長の低さをカバーしようと一生懸命、取り組んできた。どこのチームより思い切ったプレーをしたい」と意気込む。

 スタメンには、前回の大舞台を戦った3人が残っている。そのうちの1人である山崎は「相手の動きをよく見極めてメンバーに指示を出すのが役目。気持ちを落ち着けて臨む」と話す。

 チーム強化の要となるのは、永井監督が「絶対的な信頼を置いている」藤森圭コーチ。高校時代に岡谷工で日本一を経験し、早大卒業後、富士通を経てチームに参加した。今年で5年目になる。一昨季までは、VC長野トライデンツ(南箕輪村)で現役選手としても活躍していた。今やバレー技術だけでなく精神的にも、選手の支えとなっている。

 藤森コーチは、現在のチーム状態について「『全国大会に出られてよかった』という、ホッとした雰囲気が漂っている」と手厳しい。「全国で一番小さいチームで勝ち上がり、他校に衝撃を与えるくらいの気持ちでいてほしい」と期待をかける。

 松商学園は来年1月4日に行われる1回戦で、大和南(神奈川)と対戦する。大和南は13年連続で出場。前回は準々決勝まで進んだ強豪だ。まずは1勝。大舞台では、お互いの手の甲に「勝」の文字を書き合って臨むことに決めている。

 降幡は「苦しい場面がきっとある。どんな時も笑顔を忘れずに戦いたい」と語った。

 ■選手ひとこと

 1山崎 れな 「前回は先輩に連れて行ってもらった。今回は一つでも多く勝利できるように頑張りたい」

 2北林 心愛 「コートの中で思う存分戦う。1年生だからといって言い訳せずに自分のプレーを見せる」

 3福沢 美沙 「春高本番のプレッシャーや不安に打ち勝って、生き生きとした自分のプレーをしたい」

 4田貝 明日香 「3年生では唯一のアタッカーなので自分がしっかり決める。下級生を引っ張れるように頑張りたい」

 5高山 友里 「3年生と臨む最後の大会。少しでも長く一緒に戦えるようにチームに貢献したい」

 6青柳 汐都音 「ストレート打ちでブロックアウトを取るのが得意。3年生と少しでも長く戦いたい」

 7青山 萌夢 「ピンチブロッカーとしても活躍できるように練習している。一つでも多く勝ちたい」

 8藤沢 慧 「まずは初戦突破。ピンチサーバーとしてコートに入ったら、チームに勢いを与えられるプレーをしたい」

 9清水 玲香 「1回戦で負けてしまった前回のリベンジをしたい。ベンチから一人一人に声をかけていきたい」

 10町田 芽以 「マネージャとしての役割もある。全員でまとまって戦える環境作りに努めたい」

 11峯山 萌 「ピンチサーバーとして要所ではしっかり決めたい。強気で攻める気持ちを持って戦う」

 12工藤 瑠香 「チームが追い込まれている状況でもピンチサーバーとしての役割をきちんと果たしたい」

 13降幡 加菜 「初戦で敗退した前回は全国に通用しない悔しさがあった。勝つことにこだわりを持って戦う」

 14宮坂 千遥 「皆が焦り始めたり、不安を感じたりした時には、自分も全力を出して声をかけて盛り上げたい」

 15徳武 凜 「今回は何とか1回戦を突破したい。自分はチームを盛り上げられるように声かけしたい」

 16手塚 陽真莉 「春高でも見ている人を感動させるプレーを皆でしたい。全力でチームを支える」

 17谷崎 莉奈 「声で皆を支えて、応援では誰にも負けない気持ちでやる。長野県代表として頑張りたい」

 18遠藤 瑞季 「皆が思い切って戦えるようにチームを盛り上げたい。声を出して心の面からもメンバーを支えたい」

「スポーツ」のランキング