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【春高バレー】男子チーム紹介 創造学園、多彩な攻撃で「一戦必勝」 長野

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【春高バレー】
男子チーム紹介 創造学園、多彩な攻撃で「一戦必勝」 長野

 「春の高校バレー」として行われる「第70回全日本バレーボール高校選手権大会」(日本バレーボール協会、産経新聞社、フジテレビなど主催)が来年1月4日、東京都渋谷区の東京体育館で開幕する。長野県代表として全国の大舞台に挑むのは、男子は創造学園、女子は松商学園。男子は5年連続7回目、女子は2年連続16回目の出場となる。ともに初優勝を目指す両校のチームの特徴、選手の意気込みを2回に分けて紹介する。(三宅真太郎)

 現在急成長中-。これが今年の創造学園だ。全国の大舞台は5年連続7回目。11月の県大会決勝では、6年連続となった古豪・岡谷工と激戦を繰り広げた。立ち上がりに苦しみ第1セットを落としたが、粘り勝ちした。

 「課題はたくさん、ありすぎるほど見つかった。苦しい場面で耐久性がない。このままでは全国で上は見えない」

 「ミスター春高」の異名を持つ名将、壬生(みぶ)義文監督は試合後、厳しい表情で振り返った。

 前々回の春高は全国3位。銅メダルをつかんだ。憧れのセンターコートで奮闘し、頂点までもう少しのところで涙をのんだ。しかし、前回の大会では、強豪の大村工(長崎)に初戦で敗退した。

 創造学園は来年4月、松本市笹部の現在地から同市村井町南に移転し、校名を「松本国際高校」に変更する。今回の春高は「創造学園」として挑む最後の大会。それだけに前回のリベンジへのこだわりはひとしおだ。

 前回は、3年生の強力なアタッカー陣がチームを支えた。だが今回は、攻撃の主力は2年生で、1年生も2人先発メンバー入りする若いチームだ。

 7月の全国高校総体(インターハイ)では、決勝トーナメント2回戦で敗退。昨年は8強入りだった。それでも「試合を通してぐんぐん伸びた」(壬生監督)1、2年生がチームに勢いを付け、これまで戦ってきた。

 1セット目を落としてから逆転勝ちした県大会決勝は、そんなチームの「勢い」が功を奏した一方、経験が浅い若いチームならではの「余裕の無さ」という課題も垣間見えた。

 県大会1カ月前の第1ラウンド以降、主将がセッターの堀から米山に代わった。堀がセッターとして試合のコントロールに集中するためだった。すべては春高で勝利するためだ。

 チームを率いて2カ月の米山は「若い分だけ『勢い』のあるチームなので、主将としてもチームを盛り上げていく。一戦一戦大切にしていきたい」と意気込む。

 全国屈指の高さを生かしたコンビバレーと相手チームの強襲をはね返す3枚ブロックという伝統の「創造バレー」は健在だ。ナイジェリア出身の父を持つ身長193センチの2年生、エバデダン、最高到達点338センチの瀧、攻守のバランスがとれたスパイカー・神宮の3人を中心に多彩な攻撃を繰り出す。

 選手は全員、選手寮として改築された壬生監督の自宅で共同生活を送る。「おばちゃん」と親しまれる壬生監督の妻、智子さんが寮母として食事を作り、栄養管理に努めるなど、選手の生活面をサポート。コートの内外で「両親のような存在」と選手が口をそろえる壬生夫妻に支えられ、チームには強い結束力が生まれる。

 今回の大舞台では、前橋商(群馬)が初戦。次戦の開智(和歌山)は、23年連続23回目の出場で前回は準々決勝まで進んだ強豪だ。創造は、初戦敗退の前回の雪辱を果たすべく、目標の「日本一」に向けて闘志を燃やす。

 36年の監督人生で9回の全国優勝経験を誇る名将は「春高は僕にとっても特別な舞台。一戦必勝でやります」と誓った。

 ◇

 主催 日本バレーボール協会、全国高体連、産経新聞社、サンケイスポーツ、フジテレビ、FNS28社

 後援 スポーツ庁、文化放送、ニッポン放送

 特別協賛 ジャパネット

 オフィシャル飲料協賛 ポカリスエット

 協賛 日清製粉グループ

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 ◆選手ひとこと

 1米山 大智 「自分はミドルブロッカーなので、試合では速いクイックで得点を決めたい」

 2エバデダン ラリー アイケー 「勝ち負けも大事だが、見ている人を感動させるプレーをしたい。創造のコンビバレーで相手を圧倒したい」

 3中條 立樹 「ベンチからでも試合に出ているメンバーに戦術などのアドバイスをして貢献したい」

 4瀧 直理 「攻撃陣の主軸の2年生の一人としてベストを尽くす。高さを生かして対戦相手を攻めたい」

 5朝野 翔雲 「持ち味は速いクイック。3年生と戦える最後の大会なので、悔いが残らないようプレーしたい」

 6神宮 拓海 「サーブレシーブから良い流れをつくりたい。2回戦まで勝ち進み、全国高校総体準優勝の開智を倒し勢いに乗りたい」

 7柳田 歩輝 「1年生らしく元気に臨みたい。試合に出たら、スパイクでブレークポイントを奪いたい」

 8堀 夏央哉 「セッターとしてチームを勝たせるトス回しをする。高いボールでも処理できるのが強みだと自負している」

 9宮川 彪馬 「サポーターとしてチームを盛り上げられるようベンチから大声を出して暴れたい」

 10渋谷 斗亜 「自分はムードメーカーなので、苦しい場面でもしっかりと声を出してチームを盛り上げたい」

 11板井 慎之介 「ベンチからきちんとメンバーをサポートしたい。3年生が思い切りプレーできるようベストを尽くす」

 12武田 大周 「1年生のリベロとして元気よくプレーしたい。レシーブでチームを盛り上げたい」

 13山田 広大 「自分にとっては高校生活最後の大会になる。ベンチから相手チームの分析をして貢献したい」

 14林 秀海 「3年生と一緒に戦える最後の大会になる。有終の美を飾れるよう全力でサポートしたい」

 15鶴田 楓 「創造学園として出場する最後の春高になる。メンバーが全力を出せるよう支えたい」

 16羽生田 優斗 「1回戦はもちろん、2回戦の開智にも絶対に勝つ。選手が盛り上がれるよう、サポーターとして声がけを全力でやる」

 17荒井 宏太 「メンバーが全力でプレーできるようサポートする。マッサージなどのケアに力を入れたい」

 18酒井 鉄太 「サポーターとして選手が思う存分プレーできる環境をつくりたい。ミスがないようにしたい」

 マ鈴川 貴則 「一番選手に近いところにいてそれぞれをよく理解している。チーム全体を支えたい」

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