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【再び夢舞台へ】ママアスリート、谷真海の挑戦 “生命線”支える職人の力 新たな義足開発へ

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【再び夢舞台へ】
ママアスリート、谷真海の挑戦 “生命線”支える職人の力 新たな義足開発へ

谷真海(右)と義足の調節について話し合う義肢装具士の臼井二美男さん(東京語荒川区、義肢装具サポートセンター) 谷真海(右)と義足の調節について話し合う義肢装具士の臼井二美男さん(東京語荒川区、義肢装具サポートセンター)

 だが、トランジションでの短縮ができれば、タイムは1分単位で縮まる。「アスリートの鍛錬、そして精神力を最後に手助けできる部分が、自分にあるとすれば、義足の改良」と臼井さん。谷と話し合いながら必死にアイデアをひねり出している。「2020年には間に合わせたい」。2人の共通の思いだ。

 サポートセンター内で、谷はちょっとした有名人だ。「真海さんですよね」。声をかけてきたのは30代の男性だった。学生時代から足の障害で思うように走れなかったという男性は最近、手術で義足になった。

 きっかけは2013年9月に谷がプレゼンターを務めた20年大会招致の様子をテレビで見たことだった。「勇気をもらえました。義足で新しい人生をスタートさせる決心がつきました」。谷にそのことを伝えたかった。結婚し、幼い子供がいるという。いつか、運動会で一緒に思いっきり走りたい。そんな思いを胸にリハビリに励んでいる。

 男性だけではない。谷が義足をプレゼントした高校生は大学生になり、陸上で障害者スポーツの全国大会に出場できるレベルに成長した。

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