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世界から見た大相撲問題の本当の「異常さ」

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世界から見た大相撲問題の本当の「異常さ」

大会前日に、力士同士が一緒に酒を飲んでもいいのか 大会前日に、力士同士が一緒に酒を飲んでもいいのか

 その中で、出席者の1人が「県警に電話をしてみよう」と提案。外部理事で危機管理委員会の高野利雄委員長が、鳥取県警の幹部に直接電話を入れたという。サンスポによれば、元名古屋高検検事長の高野氏は県警幹部に電話し、「貴乃花親方が協会の聴取に協力すると、捜査の妨害になるのか?」と問うたというのである。しかも、「捜査幹部」はご丁寧に事件に直接関係のない第三者に対して「そちらの判断で決めてくれていい。聴取されても差し支えない」と述べたらしい。

 これは特に捜査においてプライバシーや人権問題、透明性・公平性などが広く議論されている昨今、世界的に見ても考えにくい話だ。まだ起訴されてもいない捜査中の事件について、部外者に捜査当局側の見解を個別に述べるのはいかがなものか。もっといえば、その内容うんぬんではなく、電話で部外者に対して捜査関連の話をする行為そのものが問題で、さらには、その見解が、別の組織(相撲協会の理事会)の意思決定のプロセスに影響を与えているというのにも違和感がある。

 そればかりか、突然「電話してみよう」とすぐに電話をできるのは、そこにもともと何らかの「関係性」が存在しているといった状態を想像してしまうのは筆者だけではあるまい。

 もっと言うと、高野委員長がホットラインで捜査に影響を与えることすらできるのではないかとの印象も与えかねない。もちろん、警察や相撲協会に言わせれば、そんなことは100%ありえないということになるのだろうが、誤解を招く行為なのは間違いない。

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