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なぜ日本のおじさんは、貴乃花親方にイラついてしまうのか

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なぜ日本のおじさんは、貴乃花親方にイラついてしまうのか

日本で内部告発をしても、その後…(写真はイメージです) 日本で内部告発をしても、その後…(写真はイメージです)

 ここまで言えば、なにを言わんとしているかお分かりだろう。現在、幕内の20%を占めるモンゴル人力士たちの頂点に君臨する、白鵬、日馬富士、鶴竜という3人のハイパフォーマーががっつりと関わっている「事件」である。

 Uberがセクハラ被害者の声を黙殺したように、相撲協会が平幕力士、貴ノ岩の主張をネグってしまうと考えるほうがよほど「筋」が通っている。

 実際、12月3日に発売された『週刊ポスト』には、貴乃花親方が警察よりも先に相撲協会に報告をしていたという証言が掲載されている。親方自身がなにも語らないなかで、事実かどうかはまだ確かめようがないが、Uberのセクハラ被害女性と同じように、相撲協会に対して失望し、その自浄能力に対して不信感を抱いたのであれば、警察へ被害届を出して後は黙して語らずという対応は、至極まっとうな状況判断なのだ。

■最大の原因は、日本の伝統的なハラスメント文化

 しかも、相撲協会という組織は特に「暴行」に甘い。新弟子が兄弟子たちのリンチで殺された2007年の事件以降も「殴られるようなことをする者が悪い」というカルチャーがいまだに現場にまん延しているのだ。

 それを象徴するのが、2011年10月に発覚した、春日野親方の暴行だ。リンチ殺人からまだ3年ほどしか経過していないにもかかわらず、親方が3人の弟子をゴルフクラブが折れるほど殴ったのである。

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