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なぜ日本のおじさんは、貴乃花親方にイラついてしまうのか

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なぜ日本のおじさんは、貴乃花親方にイラついてしまうのか

日本で内部告発をしても、その後…(写真はイメージです) 日本で内部告発をしても、その後…(写真はイメージです)

■組織人が事件を解決するのは難しい

 今回のような事件は、相撲協会やその意向を「忖度」してしまう組織人では決して解決できない。

 なぜかというと、暴行を働いた日馬富士を含め、流血するまで傍観していた白鵬など横綱が3人も関わっている事件だからだ。

 組織内で「力」をもつ人間が関わる不正というものは、弱い立場からの主張は握り潰されるのは世の常だ。それは組織の体質が古いとか新しいとかは一切関係ない。

 分かりやすいのが、Uberのセクハラ事件だ。ご存じの方も多いだろうが、このシリコンバレー発の最先端企業で働く女性が、上司からセクハラを受けていると人事部に告発したものの、「自分は何が違法で何が違法でないか熟知している。キミのことを切ろうと思えばいつでも簡単に切れる」と逆に脅され、クビに追い込まれたのである。

 理由はシンプルで、このセクハラ上司は社内で「ハイパフォーマー」と呼ばれるエリート社員だったのだ。会社に貢献する稼ぎ頭ということで、社内ではやりたい放題で、誰もとがめられなかったというのだ。

 もし仮にUberの第三者委員会みたいなものがたちあがって、調査を始めたとしても、できあがる報告書は相撲協会危機管理委員会のように「加害者擁護色」の強い内容になったことだろう。ハイパフォーマーに辞められでもしたら、組織の大きな損失だからだ。

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