産経ニュース

【日馬富士引退】最悪の引き際 「やってはいけないこと」

スポーツ スポーツ

記事詳細

更新

【日馬富士引退】
最悪の引き際 「やってはいけないこと」

現役を引退し、会見する日馬富士=29日午後、福岡県太宰府市(沢野貴信撮影) 現役を引退し、会見する日馬富士=29日午後、福岡県太宰府市(沢野貴信撮影)

 普段はわずかな段差を降りるときにも付け人の肩を借りる。日馬富士は肘、膝、足首に慢性的な痛みを抱えていたが、土俵に上がれば闘志をむき出しにして、相手へぶつかる。「全身全霊」をモットーに迫力十分の相撲で土俵を沸かせ続けた。

 モンゴルから来日し、新弟子検査時は180センチ、86キロの細身だったが、猛稽古が4年弱で新入幕を果たすスピード出世につながった。

 横綱へ昇進を果たしてからも軽量ながら抜群の勝負勘と速攻相撲で9度の優勝。土俵外ではモンゴルの心臓病の子供たちを支援するNPO法人「ハートセービングプロジェクト」に協力するなど社会貢献活動にも熱心だった。

 だが、そんな実績とはあまりにも対照的な姿が浮き彫りになった貴ノ岩への暴行問題。日馬富士はこの日の会見で、「横綱としてやってはいけないことをやった」と口にした。

 巡業部副部長を務める玉ノ井親方(元大関栃東)は日馬富士関を「対戦した経験ではスピードがあり、力強い相撲を取っていた」としたが、暴行問題で引退したことを問われると「そこはちょっと…」と言葉を濁した。酒席の暴行は、引退という最悪の結末を導くこととなった。

「スポーツ」のランキング