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【ラグビー日本代表】日本、速い攻撃で強豪を揺さぶり 地元フランスにはブーイング

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【ラグビー日本代表】
日本、速い攻撃で強豪を揺さぶり 地元フランスにはブーイング

前半、トライを決める堀江。強豪相手に引き分けた =パリ(共同) 前半、トライを決める堀江。強豪相手に引き分けた =パリ(共同)

 ノーサイドの瞬間、地元フランスに浴びせられたブーイングの大きさが日本の健闘を実感させた。最後までスピードあふれる攻撃を貫き、W杯3度準優勝の強豪をあと一歩まで追い詰めた。リーチ主将の「2年後のW杯を見据えて誇れる試合だが、満足していない」という言葉がこれ以上なく頼もしかった。

 3-3の前半24分、テンポ良く右に展開し、早い球出しが武器のSH流が今度はすぐに左へ。一気に左サイドいっぱいまで展開し、フッカー堀江がトライすると会場がざわめいた。後半開始直後も自陣からパスをつないでノーホイッスルトライ。横の動きに弱い相手防御に対し「ボールを持って動かす」(CTB立川)というプランがはまった。

 今秋から取り組む積極的に前に出る防御も光った。後半33分に同点に追い付いた後も早い出足のタックルを続け、攻撃権を取り返すなど奮闘。立川は「自信を持って今のシステムに反応できている」と胸を張る。

 前回W杯以降、キックの効果的な活用を目指してきたが、苦し紛れに蹴っては失点する悪循環で惨敗を繰り返してきた。それをこの遠征で修正、戦術を徹底して落とし込んだ。

 ジョセフ・ヘッドコーチは何度もうなずき「いい土台ができ始めた」。W杯本番まで2年を切り、8強入りを狙う日本に光が差してきた。

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