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リオ銀のボッチャ・杉村選手が匠の技を披露 前園さん、チーム8もボッチャに挑戦

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リオ銀のボッチャ・杉村選手が匠の技を披露 前園さん、チーム8もボッチャに挑戦

 2020年東京パラリンピックに向けパラスポーツを応援するイベント、フジテレビ『PARA☆DO! TALK&LIVE』supported by TOYOTAが23日、東京・青海のMEGA WEBで、リオデジャネイロ・パラリンピック銀メダリストのボッチャの杉村英孝選手(35)をゲストに招いて開かれた。イベントには、元サッカー日本代表の前園真聖さん、AKB48チーム8から6人のメンバーも駆けつけ、ボッチャに挑戦した。

 (前列左から)杉村選手、前園さん、(後列左から)小田えりなさん、服部有菜さん、太田奈緒さん、山田菜々美さん、下尾みうさん、行天(ぎょうてん)優莉奈さん=23日、東京都江東区

(前列左から)杉村選手、前園さん、(後列左から)小田えりなさん、服部有菜さん、太田奈緒さん、山田菜々美さん、下尾みうさん、行天(ぎょうてん)優莉奈さん=23日、東京都江東区のMEGA WEB

 冒頭のトーク×ライブでは、杉村選手が前園さんやチーム8、集まった一般のファンに向けてボッチャの競技ルールや戦略などを説明した。ボッチャはカーリングと似ていると言われるが、「カーリングは的が固定されていますが、ボッチャはジャックボールという的球が動きます。投げたボールで的を弾いて移動させることができるので、最後の最後で展開が変わったりします」と、カーリングとは微妙に異なる競技性を解説。また、複数種類あるボールの使い分けなどにも触れ、硬い材質のボールは的を弾くときに、柔らかいボールは的に寄せるときに向いているといった特性を説明し、ボッチャの奥深さの一端を伝えた。

 (前列左から)杉村選手、前園さん、(後列左から)小田えりなさん、服部有菜さん、太田奈緒さん、山田菜々美さん、下尾みうさん、行天(ぎょうてん)優莉奈さん=23日、東京都江東区

杉村選手(右)にボッチャの話を聞く前園さん(中央)。左はMCを務めたフジテレビの川野良子アナウンサー

 会場となったMEGA WEBは、トヨタのテーマパークであり、ステージ横には新型のタクシー専用車「JPN TAXI」が展示された。2020年東京オリンピック・パラリンピックに向けて開発されたモデルで、広い車内と低床が特徴。スロープ(補助板)から、車いすに乗ったまま後部座席に乗り込んだ杉村選手は、車内で車いすの方向を転換し、「中が広くて乗り心地がいいですね」と感想を述べた。街中のタクシーでたまたま乗車したことがあるという前園さんも「室内が広く、窓が大きくて快適でした」との体験談を語った。

 (前列左から)杉村選手、前園さん、(後列左から)小田えりなさん、服部有菜さん、太田奈緒さん、山田菜々美さん、下尾みうさん、行天(ぎょうてん)優莉奈さん=23日、東京都江東区

車いすに乗ったまま「JPN TAXI」に乗り込む杉村選手(中央)

 東京都とともにパラスポーツを応援する「TEAM BEYOND」のメンバーでもあるチーム8は、集まったファンに向けてステージでミニライブ。参加した小田えりな(神奈川県)、服部有菜(岐阜県)、太田奈緒(京都府)、山田菜々美(兵庫県)、下尾みう(山口県)、行天優莉奈(香川県)の6人のメンバーが、22日に発売されたばかりの新曲『11月のアンクレット』をはじめ、パラアスリート応援ソングの『生きることに熱狂を!』、チーム8の代表曲『47の素敵な街へ』の3曲を披露した。

 (前列左から)杉村選手、前園さん、(後列左から)小田えりなさん、服部有菜さん、太田奈緒さん、山田菜々美さん、下尾みうさん、行天(ぎょうてん)優莉奈さん=23日、東京都江東区

ミニライブで新曲『11月のアンクレット』などを披露したAKB48チーム8

 その後は杉村選手チーム、前園さんチームの2組に分かれてボッチャのミニゲームに挑戦した。杉村選手は一挙6得点する匠の技を見せ、リオ銀の実力を存分に披露した。チーム8のメンバーでは小田さんが“神ショット”を連発。的となる白いジャックボールにぴったりと寄せる場面もあり、杉村選手から「最高です!」と称賛された。その小田さんは「1球で流れがガラリと変わる」とボッチャの競技性を実感した様子。太田さんは「ルールはわかりやすいけど、奥が深いですね。面白かったし、2020年に向けてボッチャをどんどん広げていきたい」と話した。

 前園さんは足でプレーするシーンもあったが、的から大きく外れて苦笑い。手で投げた際には、強烈に的を弾くボールもあり、元サッカー日本代表らしいセンスを見せた。前園さんは「ブラインドサッカーはやったことがありますが、ボッチャは初めて。とても楽しかったので、こうした機会があれば、続けていきたいですね」とボッチャの応援役を買って出た。

 (前列左から)杉村選手、前園さん、(後列左から)小田えりなさん、服部有菜さん、太田奈緒さん、山田菜々美さん、下尾みうさん、行天(ぎょうてん)優莉奈さん=23日、東京都江東区

“神ショット”を連発した小田さん。左は前園さん

 (前列左から)杉村選手、前園さん、(後列左から)小田えりなさん、服部有菜さん、太田奈緒さん、山田菜々美さん、下尾みうさん、行天(ぎょうてん)優莉奈さん=23日、東京都江東区

白い的球への距離を確認して作戦を立てる前園さん(左)

 チーム8はボッチャとのかかわりが深く、この日も多くのファンが詰めかけた。

 杉村選手は「ボッチャはパラスポーツですが、だれでも楽しめるのが最大の魅力。いろいろな人にボッチャを知ってもらえる、こういったイベントに(チーム8の)ファンや観客の方が足を運んでくださり、そこからボッチャが広まるのはうれしい。実際に1投ごとに歓声をあげてくれて、盛り上げてくれるのは、選手もうれしいですし、やりがいがあります。それが2020年につながればいいですね。選手としては何よりも満員の会場でプレーするのがいまの目標です。競技力の向上と並行して普及に力を注いでいきたい」とチーム8とファンに感謝しながら、この日のイベントを振り返った。

 2020年に向けてはふたつの大きなイメージを持つ。まずは、パラスポーツを取り巻く環境。

 「2020年をきっかけとしてだれもが過ごしやすい、バリアのない社会になってもらいたいし、パラスポーツをやっている者としては、オリンピックと同じようにパラスポーツが扱われて、例えば、テレビで放送されるとか、そういった世界が2020年をきっかけに、この先続いていったらうれしいですね」

 競技面では、最高の結果だ。

 「リオではすごく盛り上がった会場で、いままでに体験したことのない中で戦い、いい成績を残すことができましたが、(決勝戦で)負けてのメダルでした。2020年は選手としてかかわりあいたいですし、まだ上がある。世界一を目指して頑張っていきたい」

 (前列左から)杉村選手、前園さん、(後列左から)小田えりなさん、服部有菜さん、太田奈緒さん、山田菜々美さん、下尾みうさん、行天(ぎょうてん)優莉奈さん=23日、東京都江東区

銀メダリストの実力を披露した杉村選手

 杉村選手は10月にタイで開かれた「バンコク・ワールドオープン」で団体、個人とも優勝を果たした。とくに団体戦では準決勝でリオ金メダルのタイを下す大きな収穫を得た。以前の国際大会では勝てなかった王者のタイに、最近は互角かそれ以上の戦いを展開している。

 その理由について杉村選手は「前は最強国を相手に戦う前から『勝てるかな?』と考えていたが、最近は若い選手も成長しているし、リオで経験を積んで、そういう苦手意識がなくなった」と話す。今年のタイとの対戦成績は2勝2敗。「もちろん、タイとの差はまだある」と地力の違いを素直に認めるものの、「タイに2回勝ったことは自信になる」と確かな手ごたえを感じながら、2020年に向かっている。(フジテレビ)

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