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【泳ぎそして想う】競泳ヘッドコーチ・平井伯昌 2020年へ私も変わらないと

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【泳ぎそして想う】
競泳ヘッドコーチ・平井伯昌 2020年へ私も変わらないと

 5~7日にナショナルチームの合宿を行った。従来、世界大会が終わるとチームは解散し、選手の強化は基本的に各所属クラブに委ねてきた。しかし、効果的な強化につながっていない面もあった。今後はこうした合宿を継続的に行い、開幕まで3年を切った東京五輪に向けて緊張感を持続するとともに目標を共有していきたい。

 合宿に参加したのは7月に行われた世界選手権の代表や夏の間に記録を伸ばした成長株で、東京五輪でチームの核になることが期待される選手たちだ。2泊3日の短期間ということもあり徹底的に泳ぎ込んだわけではないが、選手やコーチ間のコミュニケーションを深めるという意味で有意義な合宿となった。

 私自身、指導者として変わっていかなければいけないと気付かされる契機にもなった。2004年アテネ、08年北京の両五輪で男子平泳ぎ2冠に輝いた北島康介らを指導していた当時、私と選手たちの年齢差は20歳ほどだった。現在は30歳差ほどになっている。一緒に成長する感覚だった北島たちの世代とは違うアプローチで選手に接する必要がある。

 力のある選手たちに恵まれたこともあり、私は国内外で実績を積み上げてこられた。その結果、北島たちと現在の選手が私に対して抱く印象は異なってきている。変に気後れしているのではないかと感じるときもある。だからこそ、私の方から選手との距離を詰めていくように心掛けていこうと思っている。

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