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【再び夢舞台へ】ママアスリート・谷真海の挑戦 初の国際舞台で優勝も「まだ胸を張れない」 ママ友の支援に結果で

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【再び夢舞台へ】
ママアスリート・谷真海の挑戦 初の国際舞台で優勝も「まだ胸を張れない」 ママ友の支援に結果で

世界パラトライアスロン選手権から帰国し、優勝の喜びを語る谷真海=9月18日、成田空港 世界パラトライアスロン選手権から帰国し、優勝の喜びを語る谷真海=9月18日、成田空港

 初めての大舞台も先頭でゴールへ戻ってきた。9月15日にオランダ・ロッテルダムで開催された世界パラトライアスロン選手権。女子(運動機能障害PTS4)に初出場した谷真海は1時間18分18秒で優勝を飾った。

 日本トライアスロン連合によれば、パラトライアスロンの世界選手権で日本選手が優勝したのは初めてだった。「今年一番の大きな目標だった」。35歳の表情に笑顔がはじけた。

 2012年ロンドン大会まで走り幅跳びでパラリンピック3大会に出場し、今季は競技を転向した最初のシーズンだった。「手探り」で挑んだ春先の大会から勝ち続けた。「体力がついているか」「試合でしっかりとパフォーマンスを発揮できるか」。一つずつの課題と向き合ったシーズンだった。

 4戦負けなしで迎えた今季最終戦となる世界選手権は、自然の中で戦うトライアスロンの厳しさを痛感させられた。天候は雨。水温も17度と凍えるような冷たさの中でレースは始まった。ウエットスーツの下にインナーを着用。スイムキャップも2枚重ねた。

 スイムをトップで通過した谷に待っていたのは、350メートルの長いトランジション。陸に上がって義足を履き、自らのバイクに乗る前に専用の義足に履き替える。避けられないタイムロス。元世界女王で、手に障害があり、義足ではない豪州選手に一度は抜かれた。

 巻き返したのは、シーズン前に最も不安を抱えていたバイクだった。

 8月に北海道・洞爺湖での合宿で練習を重ねた「立ちこぎ」をレースで初めて試した。左脚と義足の右をバランスよくこぐことが難しい「立ちこぎ」の習得は、腰痛を防ぐためにも欠かせなかった。周回コースのコーナー。いつもは鈍い出足のコーナーワークで4回、5回と立った姿勢でペダルをこぐことができた。

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