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ゲノム編集をドーピング指定 遺伝子改変で運動能力向上 東京五輪、検査法課題に

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ゲノム編集をドーピング指定 遺伝子改変で運動能力向上 東京五輪、検査法課題に

ゲノム編集で肉付きを良くしたマダイ(それぞれ上)と通常の大きさのマダイ(同下)(京都大・木下政人氏、近畿大・家戸敬太郎氏提供) ゲノム編集で肉付きを良くしたマダイ(それぞれ上)と通常の大きさのマダイ(同下)(京都大・木下政人氏、近畿大・家戸敬太郎氏提供)

 世界反ドーピング機関(WADA)がまとめた2018年のドーピングに関する禁止薬物リストに、遺伝子を自由に改変できるゲノム編集技術を使った遺伝子ドーピングが新たに加えられたことが5日、分かった。リストは来年1月1日から有効となる。

 ゲノム編集は、狙った遺伝子を効率良く改変でき、病気の治療や食物の品種改良への応用が期待される新技術。生命科学研究の世界では「ノーベル賞級」と評価され、急激に広がっている。報告例はないが、筋力増強など運動能力の向上にも活用できるとされ、ドーピング目的での使用が懸念されていた。20年の東京五輪・パラリンピックを前に、検査法の開発などが課題となりそうだ。

 WADAは外部からDNAや、遺伝子を改変した細胞を体内に入れて運動能力の向上を図る行為を「遺伝子ドーピング」として以前から禁止している。ゲノム編集を使えば、より簡単かつ巧妙にドーピングできる恐れがあることから、リストに明記して禁止することにした。

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