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【プロ野球】ソフトバンク独走、パ最速V 次々に新戦力、序列覆す好循環

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【プロ野球】
ソフトバンク独走、パ最速V 次々に新戦力、序列覆す好循環

【西武-ソフトバンク】ソフトバンクナインの手で胴上げされる工藤監督(中央上)。7度、宙を舞った =メットライフ 【西武-ソフトバンク】ソフトバンクナインの手で胴上げされる工藤監督(中央上)。7度、宙を舞った =メットライフ

 西武での現役時代に数々の栄光を手にしたスタジアムで、ソフトバンクの工藤監督が7度、宙を舞った。日本ハムに11・5ゲーム差をひっくり返された昨季の屈辱を晴らし、2年ぶりのリーグ制覇。「去年の悔しさを持って今シーズンに臨んでくれたことが一番大きな勝因」。言葉を涙でつまらせた。

 今季を象徴するようなゲームだった。先発の東浜が6回2安打1失点と好投。1年通して先発ローテーションを守り、リーグ単独トップの16勝をマークし「三回で倒れてもいいという気持ちで投げた。今までの優勝とは全然違う」と声を弾ませた。開幕直後に和田と武田が故障離脱。さらには千賀も背中の張りで出場選手登録を外れる中、守護神のサファテとともに投手陣を支えた。

 野手では22歳の上林が右翼の定位置をつかみ、24歳甲斐は強肩を武器に正捕手争いをリード。4年目右腕の石川も1軍デビューを飾り、8勝を挙げた。甲斐と石川は育成出身。ともに3桁の背番号からはい上がった。

 新戦力が次々に現れ、序列を覆す好循環。分厚い選手層の下地には激しい競争がある。「開幕当初は先発ローテの5、6番手。危機感は常に持っている」と東浜。工藤監督は「若い選手が出てきたのが一つ。ベンチにいる選手もいい働きをしてくれて、戦力ダウンを感じさせなかった」と実感を込めた。

 夏場に息切れした昨季とは違い、8月半ばから8連勝と9連勝でスパート。「夢が一つかなった。最終的な目標は日本一奪還です」と工藤監督。他を圧する総合力で、王座に返り咲いた。(細井伸彦)

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