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【東京五輪】安価な中国メーカーに負けるな! 東京五輪で国産バーベルを…埼玉・八潮市の鉄工所3代目「正確さ負けない」

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安価な中国メーカーに負けるな! 東京五輪で国産バーベルを…埼玉・八潮市の鉄工所3代目「正確さ負けない」

2020年東京五輪で重量挙げ競技用のバーベルの採用を目指している長谷川健悟さん(左)と白川昇さん=7月、埼玉県八潮市 2020年東京五輪で重量挙げ競技用のバーベルの採用を目指している長谷川健悟さん(左)と白川昇さん=7月、埼玉県八潮市

 「使いやすさと正確さはどこにも負けない」と長谷川さん。指先の感覚を大事にする一流選手は、バーの太さのわずかな違いも感じ取るため、持ち手部分は0・1ミリ単位で調整する。バーの金属には鉄などを独自に配合しており、持ち上げたときにバランスの良いしなりが生まれる。

 約20種類ある各部品は、納入される時点で一個一個の形状が微妙に異なっていることも多い。長谷川さんは感覚を頼りに調整を加え「100本のバーベルを作れば全て同じ仕上がりになるようにする」と語る。

 シドニー五輪では、不具合が全く生じず、交換することなく1本のバーベルで全選手が競技を終えた。「めったにないこと。誇らしく思うと同時に、この品質を保たなくてはと気が引き締まった」と振り返る。

 1964年東京は、二郎さんが作ったバーベルで三宅義信選手が金メダルに輝いた。近年の国際大会では、安価な中国メーカーに押され気味だが、長谷川さんは「地元開催だからこそ、今度は自分たちのバーベルで選手を支えられたら」。3年後、日本の選手がウエサカのバーベルを高々と持ち上げ、表彰台に上がることを期待している。

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