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【夏季五輪】魅力的五輪、示せるか IOCに時間的猶予 改革の好機

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【夏季五輪】
魅力的五輪、示せるか IOCに時間的猶予 改革の好機

近年の五輪招致 近年の五輪招致

 それだけ危機感は強い。商業主義が本格化した1984年ロス五輪以降、五輪は肥大化し、開催都市は多額の負担を強いられるようになった。2014年に中長期指針「アジェンダ2020」を策定、既存施設の活用奨励など負担軽減策を打ち出したが、五輪離れを食い止める有効打になり得ていない。

 20年五輪を開催する東京は、大きな責任を背負う。大会組織委員会はIOCの意向を“忖度(そんたく)”し、追加種目として若者への訴求力のあるスポーツクライミングやスケートボードなどの実施を提案。新種目に決まったバスケットボール3人制などと併せた「都市型スポーツ」を臨海部に集約させる構想を進める。森喜朗会長も「変革の推進力としての役割を果たし、未来に続く大会のモデルとなるため、準備を着実に進めたい」とのコメントを発表した。

 次回開催都市決定までに、持続可能で魅力的な五輪像を示せるか。課題解決への時間的猶予を得たIOCだが、リオデジャネイロ五輪招致に絡む疑惑もくすぶる。“五輪貴族”とも揶揄(やゆ)される自らが変わらずして、五輪の将来はない。(森本利優)

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