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【月刊パラスポーツ キーパーソンに聞く(2)】障害を新たな価値に変える ミライロの垣内俊哉社長

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【月刊パラスポーツ キーパーソンに聞く(2)】
障害を新たな価値に変える ミライロの垣内俊哉社長

ミライロの垣内俊哉社長(川口良介撮影) ミライロの垣内俊哉社長(川口良介撮影)

 --環境は整いつつある

 「順調だが、二極化している。何かしなければと思っている人は多いが、障害者への向き合い方は無関心か過剰かのどちらかになりがち。実態を知らないからそうなる。それを『知っている』に変えることが重要。そのためには大人、企業のトップ、国のトップが変わらないと」

 --バリアバリューを広げるには

 「障害があるからこそできることは必ずある。企業には経済的価値につながるユニバーサルデザインの提案を行えば、顧客やリピーターを増やせる。例えば結婚式場なら、高齢者が来られないと機会損失につながる。企業も切(せっ)磋(さ)琢(たく)磨(ま)して大変な状況にある。互いに歩み寄り、価値を作り出す形が必要です」

 --20年までの課題は

 「環境、意識、情報の3つのバリアが存在します。環境は設備の改善、意識はユニバーサルマナーの推進で、解消できます。情報は分からないことがバリア。車いすで利用できる飲食店は5~10%。それにたどり着く術を提供しなければ。誰もが安心して外出できるよう、バリアフリー情報共有アプリ『Bmaps』を普及していきたい。新しい障害者の働き方も実現したい」

 --障害者の働き方とは

 「障害者に調査で協力いただく。『ミライロ・リサーチ』では、製品への意見や店舗の覆面調査を依頼して報酬を支払います。障害者の視点を価値に変え、新しい社会をつくる。企業や街と障害者をつないでいく。多くの障害者に光を当てることができたらと思っています」

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